アングル:英HSBCとスタンチャート、増税耐えかねアジア移転視野
コメント
注目のコメント
金融立国の勢力図が変わるかもしれない。
特に、記事の中で、下記内容が印象的。
『HSBCは銀行税を「ロンドンに留まることに対する課税」と呼んでいる』
英国では、銀行ボーナスへの課税等をもくろんでいる労働党と保守党が支持率で互角の闘いを繰り広げており、本議論にも影響があるものと思料。
(参考)英労働党支持率、保守党を僅差でリード=最新世論調査
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NB0AS20150420シンガポールのイメージが強いと思いますが、マレーシアのクアラルンプールとか、これからだけど新金融特区トゥン・ラザック・エクスチェンジとかもありだと思います。
Doing Businessでシンガポールは世界1位、マレーシアも何気に6位で金融周りへの評価は高い。トゥン・ラザック・エクスチェンジは開発の遅れが懸念されていますが、まあ、こういうのはアジアの常です。予定通り進んだプロジェクトなんてごく最近のシンガポールを除けば、殆どありません。
既にシンガポールからマレーシアのジョホールには、バックあるいはミドルオフィスを移す動きもある。シンガポールとクアラルンプールの高速鉄道がつながれば、シンガポールだマレーシアだという垣根はかなり下がって、両国のいいとこ取りができるはず。
ま、予想が当たるかどうかよりも、頭の体操としての投稿。どこぞの国に、いい教訓になればいいんだけど。グローバル企業は株主構成もグローバルなので、当然(そんな国境を越えた)株主は、他の国の選択肢を経営者に求める。ただ、”国に税金を払うのがいやな非国民は出ていけ!”とか、イギリス人は言わないだろうけど(むしろ政府が怒られるだろう)