第一生命HDがベネフィット・ワンに対抗TOB、1株1800円以上
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注目のコメント
ベネワンさんは、今後伸びそうな未病分野での展開を考えたら真っ先に「買えないかなー」と考えるポジションでしたが、パソナグループだしなあ、と諦めていたところが多そう
エムスリーさんが「案件化」したことで、買えるならということで手を挙げる企業はもっと増えてもおかしくないですし、TOB価格も上がっていきそう
これは目を離せませんね面白い展開になってきた。公開市場で株価が日々つくのだから、こうでなくっちゃ。
下記が第一生命のリリース。
興味深いのが、パソナは同意するが応募せず、その後の株式併合時の自己株取得というスキームにすることで、TOB価格が高いだけでなく、税メリットも享受できるようにしている点。
これはエムスリーが上場維持をしていては取れないスキームなので、エムスリーも非上場化の提案を同じ株価で出してくるか?それか上場維持しながらもっと高い株価にするか?ただ後者だと上限を設ければ株主全員が享受できるわけではない。個人的には100%買収の案での競争になるべきだと思うし、日本の資本市場の進化という観点でもそうなってほしい。
https://www.dai-ichi-life-hd.com/newsroom/newsrelease/2023/pdf/index_021.pdf
部分TOBについて、米英の状況と公正買収指針の解説が、元々みさき投資で活躍されて、現在はボストンのカナメキャピタルにいらっしゃる槙野さんのTweetにまとまっており、こういったポイントに興味がるある方は併せてご参照いただきたい。
本件に限らず、法制度などやその背景まで含めたカバーが本当にすごい…
https://twitter.com/n_mkn21/status/1732676655582413124エムスリーはベネフィット・ワンの最大級の健康診断受診者数からデータ分析プラットフォームを作って、産業保健の覇権を握ろうとした、というのが産業保健界隈の見方だそうです。
第一生命は健康診断データの保険への応用を狙っている感じですかね。