【警鐘】日本人の英語力が「絶望的」な理由
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「英語をなんのために学ぶのか」がもっと身近なものになるだけでも、少なくとも学生の英語力は向上するような気がします。
例えばこの問いに対して教師のあるあるな回答は「海外旅行で使う」「仕事で海外出張行くかもしれないだろ」というものですが、これらは「いや別に海外旅行行かねーし」「別に一生日本で仕事するし」という余地があります。
これは学生にとってそれがいずれも遠い未来の話のように思え、実感が湧かないからでしょう。それでは目の前の勉強の面倒くささに勝てないです(これで英語勉強しようと思う学生はもちろんいますが、国民全体の英語力を、という話になるとそうでない学生のことも考える必要があります。)
ではもっと身近な例とは何かというと、留学生の友達と話したいだったりとか、洋画を観たり洋楽を歌いたいといった「お勉強」とは別のところに転がってる気がします。(最近の韓流ブームで韓国語を勉強する若い女性たちはその好例です。)
そういう身近な機会が少ないということは、日本がまだまだ真に国際的ではないとも言えるでしょうし、内需が強いタイプの経済大国であることの裏返しかもしれません。
国際教育、といって大人たちが仕掛けるお勉強が日本の英語力の底上げに繋がるかはよく考えないといけないと思います。
注目のコメント
単に必要がない人が多いからでしょう。
「日本人だから」でもなければ、日本語のせいでもなければ、日本の教育のせいでもありません。
しいていえば、日本国内に、1億人以上が先進国並みの水準で生きていけるだけの国内市場と輸出産業、それと国産娯楽コンテンツがあるせいです。
エジプトのピラミッドの前で客引きしているラクダ引きは、ろくに学校など行ったことがなくても、観光客をラクダに乗せて、写真を撮って、撮影料をボッタくるために、20か国語ぐらいは巧みに操ります。単に値段の駆け引きだけではなく、ガイドもナンパもやってのけます。
日本人でも、浅草寺の雷門の前で人力車引きをやっている人などは、8か国語くらいはいけるでしょう。
外国語など、生きていくのに必要であればすぐ身につくし、生活に必要なければ身につくはずがありません。長年のグローバル経験から言えるのは、日本人の英語スキル保持者がかなり少なくもったいないのと将来の危機感さえ感じます。なぜなら、さらなる経済発展にはグローバル展開は不可欠だからです。
英語のニーズは高いのに、グローバル人材はかなり少ないため、外資系企業は日本での人材確保に苦戦しています。つまり、これからキャリアの選択肢を増やしたい方やグローバルに興味がある方には大きなチャンスです。
日本人はspeakingとlisteningに大きな伸びしろがあります。アメリカ留学時に素晴らしいと思ったのは、日本語を学びたい現地の学生が無料の日本人のtutor(カジュアルに教えてくれる人)を探している掲示板があり、英語をもっと話すチャンスが欲しかったので、頻繁に利用していました。お互いwin winで素晴らしいこのアイデアが、オンラインで広がればもっと手軽に学べるのにと思います。
英語を味方にすると、世界が確実に広がり見える景色も違ってきます。さらに、日本の素晴らしさがより実感できます。英語に興味がある多くの方の応援をしています。どのようにして「日本人の英語力」が測られているのかはわかりませんが、個人的には「英語力」ではなく「英語でのコミュニケーション能力」、つまり英語が正しいかどうかではなく意思疎通ができるかどうかの方が問題と思います。観光地のお店の人たちが上手に英語でコミュニケーションしているのを見ても「必要性」そして「場数」はとても大切と思います。