「どんな本を読むべきか」と問う人の深刻な問題
東洋経済オンライン
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最近はタイトルに「大全」を付けるのが流行ってる気がします。最も有名な「大全」は、中世のトマス・アクィナスの「神学大全」(実は「対異教徒大全」も有ったりします)で、アクィナスの宗派であったドミニコ教会の学生向けにまとめた、云わば要約本です。(要約のレベルが10分で~とは全く違います)
当時はアリストテレス等の古代ギリシャ哲学を注解(解釈)していく著述形式が主流でしたが、自らの見解を披歴するスタイルが登場してきた総称が「大全」と言え、21世紀の日本で「大全」を名乗るのは現代が中世に準えられる証でもあるのかもしれません。
個人的にどんな本を選んで来たかを披歴すると、現在の主流の考えに基づくハウツーや講釈本では決して無く、傍流・亜流・異端とされて今は亡き考えに基づく本を渉猟してます。歴史に「もし(if)」は無いですが、妄想(脳内メタバース)の思想的根拠としてあり得た未来を考える上で、中世哲学は面白い。
日本だと鎌倉仏教の天才が登場してきた時代ですね。空海も中世で天才ですが本の中の世界では収まりきらないので、親鸞とか蓮如とかから読むのも良いのかもしれません。中国思想も新儒家は切迫感あって面白いですし。「どんな本を読めばいいですか?」
「好きな本を手にとってください」
それもひとつの答え方だけど、「そういうのが聞きたいわけじゃないんだけど、、」となりそう
「同年代で地元が同じ著者をみつける」がおすすめ
年齢や場所じゃなくても、なにか共通点があると親近感をもてるし、たいてい読みやすく感じることが多い
愛媛だと高瀬隼子さん、いい
うるさいこの音の全部
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