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日本で大量に廃棄される「衣料品」、重さにして51万トン「ヤバすぎる廃棄量」の「根本的な原因」と企業の責務

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  • ワイズプラント株式会社 取締役執行役員

    繊維産業は基本設備さえしっかりしていれば、どの国でもある程度の生産が出来てしまうという差別化が難しいジレンマがあります。また、先進国と途上国ではまだまだ所得格差は大きいです。つまり、最先端の縫製工場を途上国に作ることで、いわゆるスマイルカーブ製造ができます。このスキームを資本家が最適化して、世界を席巻する巨大SPAが数々生まれてきました。また、枝葉のライバル企業も対抗するので、洋服生産の低価格化が世界的に進んできたというのが現在までの流れです。2020年には衣料廃棄が約50万トンてすが、実はバブルの絶頂期(89年あたり)では約25万トンといわれていて、値入率もこの頃のほうが大きかった(利幅が多かった)にもかかわらず、廃棄は今のほうが圧倒的に多いわけです。
    つまり、衣料の廃棄は値入率の高さに比例するものではなく、単純に価格に比例する(安いから捨てやすい)のだと思われます。廃棄は税制との相関も考えられますが、それでも単純に高ければ捨てないので、価格と廃棄量の方が相関性に説得力があるような気がします。一方で、伊藤忠など大手商社が繊維の再生に力を入れている企業もあります。これはSDGsという流行りに乗っかっているわけではなく、地球の人口増加に繊維の生産量が追いつかなくなる未来が割とすぐそこに来ているからです。天然繊維は安易に増やせないので石油由来に頼るしかないですが、カーボンオフセットを目指す世界が石油由来の化成品(化繊)を増やすことを是とするのか?というのもひとつのテーマ。私達イチ消費者としてできることは、製造のトレーサビリティと適正価格を知ることや、消費判断の主軸にコスパを置かないようにすることなのかもしれません。


注目のコメント

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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    廃棄衣類を化学繊維も含めて堆肥化できるCRESAVAの技術、気になります。
    はじめは「分解されない部分が出てくるのでは?」「マイクロプラスチックが土壌に撒き散らされるのでは?」と思ってしまいましたが、調べたところ最後まで分解されマイクロプラスチックも発生しないとのこと。最近はプラスチックを分解する微生物の活用が注目されていますが、このような技術を応用したもののようです。
    [https://equallybeautiful.com/feature/222](https://equallybeautiful.com/feature/222)

    肥料の生産と変わらない低コストでの肥料化が可能とのこと、アパレル企業にとっては魅力的な選択肢となり得ますが、化石燃料や大量の水を使用して作られた商品の多くを短いライフサイクルで役割を終了させてしまうという、近年のファッション産業の根本的な課題解決には至らないため、肥料化を免罪符とせずに製造側も使用側も廃棄を減らす取り組みは引き続き必要だと思います。


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    武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー

    アパレル産業は経済合理性に任せるとサステナブルではなくなってしまうという構造的な問題があることがわかります。もちろん各社・各ブランド個別の取組も重要ですが、システム的な問題は単一のアクターだけでは解決が難しい側面もあります。一つの解決策は記事にもあるように政策・制度による規制です。記事ではヨーロッパを中心に廃棄を規制したり、修理の補助金を出すといった動きが紹介されています。アメリカでは修理する権利(right to repair)関連の法律も成立し始めました。日本でも、家電や自動車を中心に法制度化が進み、リサイクルのためのコストを購入時に消費者が負担する仕組みも定着しています。アパレル製品にもこうした仕組みが取り入れられる未来も近く訪れるのかも知れません。


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    コマースプロデューサー

    1ブランドにおける必要以上の規模の拡大、変動する生活者ニーズへの対応、日本における「実店舗=テナント出店」売上比率の高さによるフロア競合・同質化、ECにおける競争激化など…さらされている状況には詰んでいる感があると思います。明確に提供ユーザーを設定したプロダクトアウト(プル型)にすれば良いという、机上の話だけでは解決に向かわないでしょう。日本においては市場の“構造”ができている以上、変革にどれほどかかるか見通せないと感じます。


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