【読書】多くの人がつまずく「問いの鍛え方」
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注目のコメント
うーん、書いてあることは確かにそうと思うのですが、根本の発想がちょっと。例えば「研究対象に「興味」を持たなければ、文献を収集したり、仮説を立てたりすることもできない。」なんていうのですが、反対じゃない?興味があることを研究対象にするんでしょ?とか。だから「自己中心的」なのは言わずもがなと思ってました。
現実的には論文審査の査読を突破しないといけないので(というかreject につぐrejectを乗り越えていかないといけないのでー企業で言えば上司のダメ出しかな)自分が真に興味がないことをやっていたら、あっという間にへこたれてしまいます。ただ、そうしたrejectを振り返りの機会にし、問いを見直し、より深めることの大切さについては全くその通りと思います。今回の10分読書は、「問い」の作り方についてです。
本書はアカデミックに向けて書かれていますが、その考え方は、ビジネスの場で最大限活用できると思います。
わたしが以前、所属していた物理学科では、実験や研究室でひたすら硬派で、論理的な文章を書くように鍛えられていました。
そのころはまったく意識していませんでしたが、いまになってその「仮説力」や「問いの立て方」が企画書やプレゼンに生きています。
企画・研究という長い旅路を歩き方ではなく、その準備にあたる「旅のチェックリスト」のような本書。旅の忘れ物がないように、自分だけのチェックリストをつくってみましょう。「問い」を立てた後の磨き方が参考になりました!
真の疑問を持つこと、そして「本当の問題なのは何か?」をみいだすことがいかに大事か、 ピーター・ドラッカーは「最も重大な間違いは間違った答えを出すことではなく、間違った問いに答えることだ」と言っていますね。
解くべきものではない問題を解くことは時間の無駄ばかりでなく、いくらその問題に対する答えが合っていたとしても、ビジネスでは競争に負けてしまいますし、真の解決になりません。