地熱エネルギーでデータセンターを運用。Googleの壮大な計画
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以前のニュースによると出力が3.5メガワットで、風力や太陽光の補足としての地熱エネルギー利用の位置付けだったかと思います。
https://fervoenergy.com/fervo-energy-announces-technology-breakthrough-in-next-generation-geothermal/
一方でケニアのEcocloud Data Centreのプロジェクトなど、データセンターで100%地熱利用のところもありますし、米国エネルギー省の報告によると、同国は2050 年までに 120 ギガワット(国内需要の16%)を超える地熱容量を解放できる可能性があるとしています。
今回Googleと連携している地熱発電事業者であるFervo Energyでも、ユタ州でさらに大規模な400メガワット以上の電力の生成を検討していると言われており、地熱発電の勢いを感じます。アメリカは2つのイノベーションによって、今地熱ブームがまさに起こらんとしていて、Frevoは「EGS(Enhanced Geothermal Sysytem=強化地熱システム)」と呼ばれるテクノロジーでブレークスルーしようとしており、今回米国初の運用開始で注目を集めています。ちなみに、もう一つがClosed-loopと呼ばれる技術で、その担い手のEavor technologiesには日本から中部電力も出資しています。
参考: https://newspicks.com/news/8364774/body日本では、熱水が豊富な地熱発電の有望地域が温泉地や国立公園にあるため、地熱発電があまり進んでいません。砂漠に注水して地熱発電できる米国はうらやましい限りです。
超高温高圧な深部の超臨界水を利用した超臨界地熱発電に夢を感じますが、実用化は当分先になりそうです。