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新興国の脱ドル化は「白昼夢」か。「南米共通通貨」構想はアルゼンチン離反で崩壊へ

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  • アルゼンチンのドル化は実現させない方が良いと考える。米ドルが国際決済通貨としての性格も持っていることから、ドル化が行われるとアルゼンチンが持っているポテンシャルをアメリカに搾取される可能性が大きいと考えるからだ。アルゼンチンの主な輸出品は、農畜産物加工品、牛肉、穀物、自動車及び同部品、貴金属、燃料、水産物である。その中でも狙われやすいと考える天然資源を取り扱う産業に力を入れるべきだと思う。
    ジェトロの「アルゼンチンの主要産業」によると、アルゼンチンの鉱業は大きなポテンシャルを秘めているものの、開発が不十分と指摘されている。その理由として、政治経済的な要因と活発な環境保護活動(汚染、先住民の人権損害、適切な可能性調査が実施されていない)など挙げられている。これらの課題の中で、適切な可能性調査、鉱山開発時に出る汚染物質に対する対策、の2つは新たなビジネスを生み出しながら課題解決ができると思う。
    経済産業省では全国に9つの監督部(支部・事務所)に鉱山保安課・鉱害防止課を設けて鉱山の安全を守っている。国内唯一の水銀リサイクル企業であるイトムカ鉱業所は、含水銀廃棄物処理、多種多様な廃棄物を安全・適正に処理できる体制を構築している。
    専門的な知識や技術を持った企業が進出すればアルゼンチンの資源は守られるだろう。企業にとって鉱業部門でのアルゼンチン進出には不安定な政治経済、首都から離れているなどといったリスクも伴う。もし南米共通通貨が発行されればそのリスクの一つでありドル化が目指されていた理由でもある不安定な為替は改善されるだろう。

    参考文献
    https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/argentine/data.html
    https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/cs_america/ar/ar_2107.pdf
    https://www.safety-kanto.meti.go.jp/kouzan/gyoumumine.html
    https://www.nomurakohsan.co.jp/company/access/itomuka


注目のコメント

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    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員

    アルゼンチンでドル化を主張するミレイ氏が大統領選で勝利したわけですが、経済政策面と共に注目されるのが、外交政策面です。

    まず、来年1月の拡大BRICSへの参加が見送られる可能性が高いということがあります。仮に参加しても、アルゼンチンはかなり引いた立場から、BRICSと付き合うことになるでしょう。BRICSにはその実、新興国に対する求心力が強くないプラットフォームであることを明らかにするものです。

    また、この流れで経済政策に目を転じると、ブラジルのルラ大統領が提唱していた南米共通通貨構想も破たんするということになるでしょう。アルゼンチンがドル化すれば、ブラジルとの間で共通通貨を導入することが不可能なためです。

    欧米と対峙する新興国を中露がまとめ上げる、といった構図や、米国の凋落を好む構図もありますが、その実、新興国の事情は多岐にわたり、複雑であるということを、アルゼンチンの事例はよく示していると考え、このエッセイを書きました。


  • チームラボ Digitalart R&D

    「欧米との関係が冷え切ったロシアや中国がイニシアチブを取ろうとするBRICSというプラットフォーム」

    いつの間にかBRICSオワコン化してた


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