技能伝承をめぐる“五つの誤解”。熟練者のノウハウはどう引き継げば良いのか
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ものづくりの現場で積年の課題となっている技術・技能継承。人手不足が加速する中、熟練者のノウハウをいかにして組織のナレッジとし、若手に引き継ぐかを各社が模索しています。
ポイントの一つは、教える側と教わる側が、“1対1”ではなく、”n対n”になること。素材メーカーのAGCは、AIを活用してその仕組みを実現し、組織内での技能・技術継承を加速させています。
具体的な中身はぜひ記事をご覧ください。弊社はまさに事業承継し豆富の製造販売を行っているので、興味深いです。記事に記載のある『「教えれば習得できる」、つまり「経験を積めば誰でも技術・技能を承継できる」という思い込みです。』というのはまさにその通りで、まず先代(熟練者)と一緒にやる→覚えるという過程はあったとして「なぜそうなるのか?」という視点が抜けていると、再現性がなかったり本当の意味での習得には至っていないということが起こります。私の携わる豆腐業界もまさに、職人技と思われていることも多いのですが化学的メカニズムの理解がかなり大切だと認識し始めたところです。一見シンプルに見えてとても難解な技術の伝承をこのように本気で取り組まれているのは素晴らしいと思いました。
誤解を恐れずにコメントすると、そもそも受け継ぐだけの技術・技能がそこにあるのか?から始める必要があると考えます。
技術や技能と思い込んでいた内容は、既に代替手段があったり、必ずしも重要では無くなったものが大半ではないでしょうか。本当に必要であり、訓練を要するモノはあると思いますが、全体の1〜2%と考えています。(ただしそれは大きな競争力となる可能性が高い)
効率的なのは、まず技術の断捨離。なんて思う技術系経営者の1人です。