マスク氏、殺戮行為につながるプロパガンダ阻止必要 イスラエルを支持
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イスラエル政府としても、そのへんの政治家なら「反ユダヤ主義者」とだけレッテルを貼って、放っておけばいいですが、マスク氏ほどの使い道がある人物であれば、取り込んだ方が得なので、手管を用います。
マスク氏は「ハマース殲滅は必要である」と認める、イスラエル政府はガザ地区でのスターリンクの使用を認める(ただしイスラエル政府が許可した時だけ)、ということで、一応、マスク氏の顔も立てたかたちになっています。
ただし、この記事の書き方は不正確で、マスク氏がスターリンクをガザ地区で使用可能にしていいのは、「イスラエル政府が許可した時だけ」と約束させられた、というのが正確なところです。
現在は、イスラエル政府は許可していないので、使用可能ではありません。
https://www.ft.com/content/67a874e3-42fb-4c69-8d74-212f2fed5d0eマスク氏によるイスラエル訪問は、こちらのCNNでもビデオで報じられています。
https://edition.cnn.com/videos/us/2023/11/26/vermont-palestinian-students-shot-sandoval-vpx.cnn
マスク氏は、ここ数か月、Xのプラットフォーム上で反ユダヤ主義を支持するようなコメントをしたとして、米ホワイトハウスなどから批判され、ウォルトディズニー、IBMなど米大企業がXからの広告主を外れるといった事態を招いていました。
マスク氏自身は、自分は反ユダヤ主義を支持するものではないと説明しています。
いずれにせよ、マスク氏がイスラエルを自ら訪問し、スペースXのスターリンクの提供に合意し、ガザの再建にはハマスの無力化が必要であることに同意していることは、ウクライナでの戦争に加え、このパレスチナ情勢においても、今後の方向性を左右しうるマスク氏の影響力を示唆しているような印象を受けます。
ネタニヤフ首相とマスク氏の会談は、以下の録音を聴くことができます。
https://twitter.com/ak0108tibs/status/1729116608063279592