訪日中国人のカネは日本に落ちない?中国本土へ吸い上げる「囲い込みモデル」の貪欲
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観光地サンディエゴに住んでいます。家から30分くらいのところに中華系のモールがあります。そこでは英語ではなく中国語が飛び交っていて、旅行会社のカウンターがあり、様々なツアーやホテルの斡旋をしています。けど、彼らもサンディエゴ住民なのでサンディエゴ経済の一部を支えてくれています。一方でアメリカ資本の高級レストランやホテルなどの富裕層をターゲットしたビジネス、空港の免税店、有名な観光施設もやっぱり中国からの旅行者の恩恵を受けています。
日本の観光地で働く中国の方々は日本経済の一部だと考えて良いと思います。その上で日本人の運営する宿泊施設やお店が獲得しやすいターゲット層はどこなのか差別化できるといいと思います。全くもって記事のとおり。日本への団体観光を中国政府が規制していた少し前までは団体客ゼロで、主に出張者や富裕層の個人旅行だけだったので、人手不足の中むしろ日本にとってはよい状態でした。
記事に付け加えるとしたら、中国人の事業者の価格が安いのは、無許可での事業実施(無許可民泊や白タク、無許可旅行手配など)を行い、それに伴い脱税(中国国内でお金のやり取りするので捕捉が困難)や社会保険料、雇用保険など本来負担すべきものを負担しないから。なので日本の事業者よりコストが低くでき競争力がある。そもそもなんでもありの中国で育った人たちに遵法意識やコンプライアンスを期待するのは無理なので、取り締まりと厳罰により対応するしかありません。訪日中国人の方たちが,初めての国で中国人が提供するサービスを受けるほうが安心するという心理自体は理解できます.そこに大きなニーズがあるからこそ,中国系旅行会社が飛躍しているのでしょう.
しかし,白タクなどの違法行為によってルールを守っている側が損するのは決して許されるべき事では有りませんし,きっちり規制してほしいですね.
正々堂々健全な市場で各企業が勝負できるように整えられると良いなと思います.