週後半は強烈寒波が襲来、劇的な気温の急降下に要注意
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少し寒さが緩んだと思ったら、週末にズドーンと気温が落ち込むんですね。この季節にはよくあることですが、体調管理に気をつけてください。真冬のコートも今のうちに準備しておきましょう!
11月上旬には最高気温が25℃越えの日が続いていたところ、数日間で一気に真冬になったような寒さになったことがありましたが、またしてもそうした気温の変化がありそうです。
23日ごろまでは本州は最高気温が20℃越えのところが多くなるものの、オホーツク海で低気圧が発達する過程で換気が流れ込むため、西日本では24日から、25日には東日本や北日本も冷え込むことになりそうです。おおむね気温が平年比で5℃程度低くなるとみられており、関東から西の各地では最低気温が5℃程度、最高気温が10℃そこそこまでしか上がらないような見込みとなっています(ちなみに北海道は最高気温でも0℃に届かないような気温となりそうです)。今回の寒気のピークは25日ですが、関東では26日には太平洋側に低気圧が発生するために26日も小雨が降り寒い天気が続きそうです。
その後寒気は長続きしない見込みですが、また急激に上がるという見込みもなく、低気圧の通過とともにまた季節が進むような状況となりそうです。その後も12月にかけて引き続き低気圧が通過しやすいとみられており、真冬のような寒気が入り込むという状況が何回かありそうな形となっています。気温が乱高下しやすいため、体調管理にはご注意ください。
このような気温の乱高下があるのは、北極の寒気が安定していないということが関係していそうです。北極にはそろそろ極渦と呼ばれる真冬の低気圧が安定して北極付近に存在していなければならないのですが、まだ極渦がはっきりと見えておらず、その代わりに北極の周辺の中緯度地方に寒気が南下するような状況が続いています。温暖化やエルニーニョ現象との関連ははっきりしませんが、きちんと調べるべき時期に来ているのかもしれません。