【幹部直撃】ドコモ「3年でスタートアップに1兆円」の本気度
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ドコモのかつての買収は失敗に次ぐ失敗だったので、リスク回避でマイナー出資になったのではと資料します。マイナー出資は多くの日本企業にも見られ、「リアルオプション」(成功すれば比率を上げ、うまく行かなければ売却)ともいわれましたが、実際に見てみると何年経ってもそのままであるケースがほとんどでした。やっとスタートになったという感を持ちました。
NewsPicksでも何度か書いていますが、NTTドコモといえば携帯シェアでは1位でも、非通信分野では「負けまくり」と言ってもいいレベルの状況です。
そんな「あの」ドコモが最近、3年間でスタートアップに1兆円を投資すると聞いて、少し驚いたのですが、その真意をドコモ&ドコモ傘下のVCトップに聞いてきました。
VCの安元CEOが隣にいながらも、ずっとNTT持ち株にいた栗山副社長だからこそ分かる、ドコモのこれまでの敗因や課題を熱弁されたのが印象的でした。
にしても、自分で立ち上げておきながら、「(社内でシナジーを効かせなければ)こんな部はすぐに解散する」と言ってしまうあたり、今までのドコモでは考えられないフェーズに来てるのかなと思いました。ドコモの非通信分野はどちらかというと自前またはアライアンスが多く、相当な人を突っ込んでやってきたが実らずエンタメではなく金融に軸足を動かして、こちらは一定成果が出てきている印象です
今後また「非通信」を伸ばすとして、スタートアップ取り込みという手法は分かるもののどういう分野でどういう存在になるのかなこの記事からはわかりませんでした(全社戦略の方では語られてるんでしょうが)
CVCはフィナンシャルリターンか、ストラテジックリターンなのか論争は昔からあって、後者を強めるということですが、分野にもよりますが最初から取り込む気満々だとなかなか良いベンチャーと巡り会えない問題もあり、とても微妙なバランス感覚での運営が求められるし、そこをつなぐ「人」が重要なので、大企業的な定期異動みたいにならないことなども大事ですね