金融政策の方向性、政府の経済対策と一致している=植田日銀総裁
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ちょっと苦しい説明です。金融政策と財政政策の組み合われをポリシーミックスと呼びます。現状は、ガソリン代補助や減税でおカネをバラマキながら、金融引き締めて景気を冷ましています。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるのと同じです。ただ、これは米国も同じで、世界的に共通の傾向です。コロナ禍でのバラマキが普通の事となった弊害だと思います。この副作用が格下げとなって噴出しかけているのが今の状況てす。
おそらく日銀の金融緩和によるインフレ政策と政府のインフレ対策を念頭に置いた質問と思いますが、基調的なマイルドインフレは雇用の安定と賃金上昇を促しますから、結局のところ政府の目標と一致していると言えます
目先のインフレと賃金上昇のギャップをどうするか、に関して今は政府が個別の対策を打ち出しており、これは大きな目標に向けての局面での対症療法的な施策であり、いずれ軌道に乗れば必要がなくなり、政策矛盾とは見えなくなるでしょう記事の最後のほうに紹介されていますが、半期報告書の2パラグラフめに、消費者物価の基調的な上昇率は、2025年度にかけて、2%の「物価安定の目標」に向けて徐々に高まっていく、という見通しが示されています。来年度、24年度ではなく再来年度、25年度なのですね。
有識者の一部には、来年半ばまでに、マイナス金利解除と予想する方もおられます。半期報告書の「25年度にかけて」とかなり開きがあるように感じました。