米アマゾンで新車販売 来年から、第1弾は現代自
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アマゾンが米国のウェブサイトで新車の販売を始めるというニュースは、オンライン小売の分野において大きな一歩を示しています。この動きは、特に現代自動車の車を取り扱うことにより、車販売のデジタル化を進める新たな試みです。顧客は自宅やオフィスから快適に車を選び、購入できるようになりますが、支払い方法の柔軟性や配送オプションも注目に値しますね。
しかし、、アメリカの多くの州では販売店を通さない新車販売が制限されているため、アマゾンのこの取り組みも最終的には販売店を通して行われることになると思います。
これはテスラが既に実践しているオンライン販売モデルとは異なります。テスラは販売店を介さずに直接車を販売しているのが現状。
アマゾンにとって、この新しい試みは、既に堅調な通販事業とコスト削減努力により純利益が大幅に増加している中での新たな収益源となる可能性があり、新車販売を通じて、アマゾンは既存のビジネスモデルをさらに拡張し、消費者のさまざまなニーズに応えることができるようになると良いですね。
注目のコメント
クルマのオンライン販売について皆さん誤解しています。
オンライン販売が便利な最大の理由は「時間の節約」です。特に実物を見なくてもいい程度のモノ、実物を見なくても品質が分かるようなモノ、所謂「探索財」を購入する際に最も便利なのがオンライン販売です。
一方、クルマの購入など数年に1回程度ですから「時間の節約」なんてほとんど無いに等しいし、実際にはテスラだって購入前にショールームでクルマを見たり、試乗したりして買う人が多い。購入にかかる手間は同じどころか、各種手続きを自分でやらないといけないので結構大変です。
そうじゃないと思う人は試しにテスラを買ってみてください。特に初めてクルマを買う人にはかなり難しいです。
一方、オンライン販売で最大の利益を得るのはメーカーです。販売店を通さず直販するので販売店マージンを払わなくていい。その前に市場に新規参入する時に販売網をつくるのは大変手間がかかる。
だいたいオンライン販売にすれば台数が売れるなどということはありません。それがホントなら新築マンションもオンラインで売ればいい。
現代自が日本でオンライン販売をしているのは、先進的な売り方をやりたいわけではなく、過去に日本市場で売れなかった経験をふまえて販売店を持ちたくなかったからです。そして現代自のEVはクルマの評価は極めて高いにも関わらず全く売れていません。
私の知る限り、現代自は日本で売る気自体があまりなかった。唯一の理由はオーナー家がかつて失敗した日本市場に再導入すること(ある種の復讐)に固執したからです。復讐はアイコニック5が昨年の日本カーオブザイヤーで「ベストインポ―トカー」を受賞して9割達成されました。
アマゾンでの販売を始めても増販効果はほとんどないでしょう。
ちなみに日本で本気で売る気のBYDは100店舗の販売店をつくる予定で、既に50店舗が決まっています。
クルマのオンライン販売など(販売店マージンがないので多少価格が安くなる可能性はありますが)消費者にとって特段メリットはなく、メーカー側の都合でやっているものです。
普通に考えれば、商品情報をネットで調べて、販売店で実車を見ながら色々説明を受けたり、試乗したりして購入を決めるのが理にかなっています。テスラだって基本は同じ(+不親切)で、支払いを販売店に振り込むのかネットでポチるかの違いだけです。少なくとも私の住むカリフォルニアでは、テスラのほか、従来からのディーラー網を持たないベトナムのVinfastなど新興EVメーカーは、ショッピングモールの中にショールームを作り、販売はオンライントいうのが当たり前になっています。ヒュンダイは新興とはあまり言えませんが、従来型のディーラーは弱く、現在はEVで頭角を表しつつあるので、この括りに入りそう。
EVの伸びが鈍化しつつある中で、喝を入れる意味がありそうに思います。他のメディアの記事によるとAmazonはロビー活動を通じてディーラー販売の規制を緩和するべく動いているようです。ディーラー経由の受け取りもできるようなので、サービス収益などでディーラーと共存する方向もあるのではないでしょうか。学生と話していると自動車販売の複雑さや不透明さがますます車への関心を失わさせているような印象もあるので、高額商品であることの困難さはありますが、EC化がその打開策の一つではないかと思います。