培養肉の開発競争、「先頭集団」だった日本の現在地
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注目のコメント
DDだけ対応させられてお断りは確かに日本には多い印象があります。実体験もありますしね。資金調達で大きな差がある中で日本を出るしかないと仰いますが、この実情をどう受け止めるかは重要です。日本のこの先のために。
同社が目指すのは、細胞農業プラットフォームと書かれています。細胞培養を安価にできる技術があることが、そのコアになるのだと想像はしますが、私のような素人には、素材の生産・供給≒PF?という図式になってしまい、きっと、このPF利用者にとって必要なノウハウがあるのだろうと感じています。
産業の米としての半導体技術、食料や医療の次世代のコア技術なのではと想像します。こういう技術の目利きや用途を国内でもっと考えて投資をしていけるようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
記事の要旨を整理すると以下。
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・高価な血清成分をつくるのに、細胞を基礎培地のみで安価に培養する技術を確立したことが同社の強み。但し、培養肉をステーキ肉のような形状にするには、まだ技術的なハードル
・動物由来細胞から食品や原料などを生産する方法を「細胞農業」と呼び、一時は日本はグローバルで5年程先行していたが、国内では投資が海外に比べ一桁少なく、遅れている。また、企業の投資判断も情報だけ提供させられるが、見送られてしまう。
・細胞農業プラットフォームとしての立ち位置を獲得するためにも投資が盛んな海外に拠点を移す意向。もう、日本脱出じゃないですかね。他業種でもよく聞かれますが、残念ながら日本では情報だけを欲しがる大企業がすごく多いです。実際に何かをやろうという気運が起きても、結局、誰もお金を出さないという。
特に商社などは非常にデューデリジェンスが長く、こちらはたくさん情報を出すんですけれど、結局のところ、まだ分からないと投資見送りとなってしまう。日本で資金調達しようとしても、時間の無駄になってしまうことが多いです。日本企業のオープンイノベーションは、掛け声倒れになっているケースが多いと感じています。
その通り。日本の企業はリスクマネーを本当に出さなくなりました。CVCがもっと躍動してくれないと日本の有力ベンチャーはどんどん世界に買われていくのでしょう。
個人的にはソーシャルアントレプレナーはそれでよいと思います。日本だけの視点ではなく世界から俯瞰して見た時に必要とされる事業はスピードを重視すべき。