米国株式市場=続伸、PPIやターゲットの強気見通し受け
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きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸。
取引開始前に米小売売上高と生産者物価指数(PPI)が発表になり、双方まちまちな内容となりました。
米株式市場は買い先行で始まったものの、米国債利回りも上昇していたことから、IT・ハイテク株中心に伸び悩む動きも見せていましたが、プラス圏は堅持し、11月に入ってからのリバウンド相場は継続しています。
米PPIは前日の消費者物価指数(CPI)に引き続き、ガソリン価格の低下を反映して予想以上に低下。
インフレ鈍化を示唆する内容となりましたが、米小売売上高は予想ほど落ち込まず、底堅い米個人消費を示しています。
短期金融市場での利上げ終了への期待感は変わっていないですが、前日の米CPIを受けて高まった来年の利下げ期待は若干後退。
この日の米PPIと小売売上高はまちまちな内容ではあったものの、ソフトランディング、インフレ鈍化、来年の利下げというハッピーシナリオを想像している米株式市場にとっては、ある意味好都合だったのかもしれないです。
連騰を続けていたエヌビディア<NVDA>が11日ぶりに反落。
前日は人工知能(AI)向けプロセッサー「H100」の改良版を発表し10連騰を演じていましたが、本日は米国債利回りも上昇する中で、さすがに力尽きたようです。
マイクロソフト<MSFT>が初の自社製のAIチップ「Maia100」を発表したことも、利益確定売りのきっかけとなった模様。
VIX低く楽観継続、原油価格も低迷続き。
さすがに利確も出て来て上値重くなりそうですが、高所恐怖症と言う感じではなさそうです。さすがに前日に窓開け、値を跳ばした後なので上値は重たいが、しっかり続伸するあたり強い。ここまでは「押し目待ちに押し目なし」といった相場つき。
強気の姿勢は変わらないものの、目先は上ばかり見ていても、という感もある。