メルカリ、スキマバイト事業に参入 「メルペイで給与受け取り」にも今後対応へ
コメント
注目のコメント
スキマバイト市場はタイミーとシェアフル（パーソルグループ）の二強争い。人材不足とギグワークの普及を背景に、市場としては圧倒的に成長している。一方で、新規参入でいうと、LINEもスキマニというサービス3年前にリリースも、大きく立ち上がらず。
タイミーは特にすごい勢いで伸びていますね。スタートアップ界隈を賑わせている圧倒的なボリュームの資金調達、その資金を活用したマスでのユーザー獲得、ほぼ自動で求人マッチするわかりやすいプロダクト、それを徹底的に大手企業の店舗や事業所へ売り込んでいく営業力。それらがすべてそろっている。
タイミーも遅かれ早かれこの決済領域に入ってくると思いますが、メルカリは本市場のメインターゲットとなる若年層ももっているし、決済領域でC向けもB向けも大きなプレゼンスを築けている中で、あとはここにどこまで大きく投資を行なっていけるか。人海戦術にもなるので、特に営業人員をそろえることができるか。LINEスキマニはここでつまづいてしまった印象があります。
ただメルカリが狙う本丸は、この市場での事業拡大ではなく、主に若年層を中心にした信用経済への取り込みだと思います。報酬・入口側と支払・出口側の両方の接点を、しかも若者向けに圧倒的に持っているプレーヤーはほぼいない。ここでの報酬と支払いのデータをベースにして、BNPLのさらに進化系のようなサービスをメルペイ・メルカードで展開していく絵姿に期待したいですね即振り込まれて決済できる、給与が前払いになるといった特徴は他の人材紹介会社にはない強みだと思います。あとは案件の種類に期待しています。直接競合のタイミーは初期は飲食店が多かったですが、最近はスポーツ・物流・就活・専門職(資格保有者限定の求人)等、幅広い業務が選択できるようになってきたため、ユーザーの働ける領域が広がっています。既存のメルカリのようにある程度経験のある社会人も副業として楽しみながら稼げるような案件があると個人的には嬉しいです。
メルカリはフリマアプリではなく、決済サービスになっているように感じていて、給与がメルペイにチャージされるとなると競合に銀行まで入ってきて、メルカリの大きさと広さが際立ちます。
