「HSP」「繊細さん」ブームに懸念 自己判断でこだわると危険 非科学的な言説・ビジネスも
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注目のコメント
サーバーメンテナンス中で記事が読めなかったのですが・・・
記事タイトルだけでのコメントになります。
HSPについては、私も前の会社で研究しており、本当にエビデンスがあるものもないものの、入り乱れて、HSPという言葉が氾濫している状況でした。
まず、HSPは気質であり、病気ではありませんし、さらに「HSPと非HSP」というように完全にわけられるものでもありません。グラデーションです。
なんとなく社会の生きづらさを感じていた人が、HSPという概念を知って、助け舟のような感じに話題となり、次々とHSP関連の書籍も出ました。
「人の感じ方はそれぞれ違う」ということの社会への理解は一定果たした一方で、謎のHSPビジネスなどもあるようなのでお気をつけください。また、憂鬱な気分になるなどはHSPではないので、精神科で診てもらうことをお勧めします。
HSPは感覚処理感受性という概念で、環境感受性のなかの一つの分野になるものです。言葉だけに踊らされず、しっかりと論文などでエビデンスが伴ったものを信用するようにしましょう。
ちなみに、前職でHSPについてコラムを書きましたので宜しければどうぞ。
・【研究員コラム】周りの環境から影響を受けやすい「HSP」とは ~企業が「HSP」を考えるメリット~
https://hr-trend-lab.mynavi.jp/column/work-style-reform/3476/この件についてはX(Twitter)にて
「自称HSPの何が駄目かというと本当に繊細な人は「自分は繊細なの」なんて繊細だから他人に言わないし言えない。これが全てです」
というツイートを読んで「うーん」と唸って混乱したことがありました。この辛辣なツイートの真偽はともかく、苦しみをいたずらに生み出さずどなたも穏やかに生きていけるとよいですよね。誰かがHSPとは「ハイパーセクシーパンツ」の略だと言ってましたね。
そんな冗談はさておき。
マスコミがこの概念を広めてマスコミが回収し始めるのもなんだか滑稽だなと感じます。
感覚過敏をマイルドな言い方にしてるだけで基本的には不要な概念かなと思います。
giftedと同じで、親をただ喜ばせるだけで本質から目を背ける作用のほうが大きすぎるような気がしています。