ベネッセがMBO 欧ファンドと「進研ゼミ」立て直し
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1410報道、そして1550開示。せめて15時の引けまで待てなかったのか…
まずは案件として2600円でのTOB(総額約2650億円)、報道前が約1830円(+42%)、漏れた報道後の引け値1908円(+36%)、また過去1年のレンジは1750-2050円くらいなのでそれらに一定のプレミアム。一方で2021年くらいまでは株価は概ね2500円を超えていて、2000年代後半は4000円台だった。
売上約4000億円、EBITDA約400億円、営業利益約200億円、純利益約100億円、有利子負債約1400億円、純資産約1550億円。最近の業績動向や安定性を考慮してか、バリュエーションはこんなもんかなぁという印象。
現在の株主として、福武家中心に創業家が約32%保有しており、買収完了後に再投資をして約4割保有するというのが計画。
リクルートがスタディサプリで広がってきたりするなかで、どこまで良いところを残しつつ、変化をしきれるかあたりがキー!?
ちょっとまだ資料を細かく読み切れていないが、一旦のまとめ。
https://pdf.irpocket.com/C9783/MH4b/P8F6/OSH5.pdf全く想像していませんでしたが、これでより大胆な変革に打って出られるのではと思います。この大胆な意思決定をされことは凄いことだと思うのですが、この先のビジョンがあまり見えないのは少し気がかりです。特にこれからの教育をどうしていきたいのか。教育を進化させることに対してベネッセさんの与えるインパクトはとても大きいですから。
新しいビジョンはこれから見えてくるものと期待しています。進研ゼミに限らずスマイルゼミやZ会なども、
どういう通信教育であるべきかの「再定義」から必要かと思います。
それぞれに色の違いはあるものの、概ね万人向けに作成されています。しかし、首都圏を中心に受験系塾・補習系塾・個人指導塾・家庭教師といったより良い学習手段が豊富に存在しており、しかもオンライン/オフラインそれぞれで提供されています。
こうなると万人向けの通信教育の強みは「安価」しかない。しかも、それは学習“習慣”の構築を各自/各家庭が行う代わりに提供される便益です。
それしかないとなると、教育熱が高まる現代において通信教育である必要性にはかなり疑問符がつきます。インターネットを通じて無料の学習教材を入手できますし。
ちなみにベネッセは個別指導学院という個別指導塾も運営しており、少子化によってパイがそもそも減少している中でカニバリゼーションが起きていると思います。
MBOにより新しい民間教育モデルが生まれてくると面白いですね。