実質「週休3日制」か。ドイツで進みすぎた「テレワーク文化」欧州社会を俯瞰する
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注目のコメント
書いた本人です。
南欧や東欧は家族主義的であり、北欧は個人主義的です。これは信仰(南欧はカトリック、東欧はオーソドックス、北欧はプロテスタント)の違いに基づくものでしょうが、働き方にも、文化人類学的な差異が反映されている可能性が窺い知れます。
労働市場のあり方は、歴史的な経路依存を色濃く反映するものです。米国は経営者の立場が強いため(市場が流動的でもあるため)、揺り戻しも大きいかもしれません。
今後、働き方がどうなるかは分かりません。一つの備忘録として、ご一読下さい。先日、日本より人口が少ないドイツに日本がGDPでは抜かれていく見通しというニュースが話題になりましたが、実質週休3日でそれが達成できるなんて、本当にすごい生産性ですね!!
日本では「ヒューマンタッチ」の重要性からオフィス回帰しているのでは?と記事で分析されていましたが、ヒューマンタッチというコンセプト(定義もあやふやではありますが)で、業務の効率化や定型化のニーズを蔑ろにしていないか疑問です。また仮に「ヒューマンタッチ」が大事でもオフィスではたらいていないと出せないものか、思考停止していないでしょうか。「ヒューマンタッチ」を求めて仕事にコミットしすぎて、家庭ではヒューマンな関係が築けずギスギスしてしまうとかは不幸でしかないですよね。
出社ありきで物事を考えるのではなく、社員の心身の健康や効率性を大事に経営していく日本企業が増えて欲しいなと改めて感じました。テレワーク、リモートワークと言うとホワイトカラーの特権とのイメージも強いですが、我々建設業の職人たちにも俄に広がりつつあります。
近年は『ANDPAD』など施工管理アプリも普及して来て、いちいち現場に足を運ばなくても、打ち合わせや現場の進捗など確認出来るようになって来ました。
移動に要する時間は当然の事ながら、今やガソリン代も馬鹿にならないので、リモートの普及は今後も必須です。
リモートワークは何も「自宅かオフィスか」という定義だけではなく、「工場や現場」と言ったブルーカラーのフィールドにおいても非常に重要です。
ただ、私の父親もそうですが、高齢の職人さん達は未だに使いこないせない人も多く、現場ではそれが結構ネックになっています。
デジタル化が普及するには、もう少し時間が掛かりそうですが、その頃には高齢の職人達が大量に引退して深刻な人手不足も懸念されています。
では、若者の雇用を促進できるかと言うと、人口減少と新築需要の減少もあって、なかなか踏み切れない事業所が多いのも実情です。