ガザ攻撃激化、死者1万人超える 米ＣＩＡ長官もイスラエル訪問へ
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イスラエル軍のガザ地区での作戦は、ガザ地区北部に集中しています。南北に伸びるガザ地区を横断し、分断したうえで、その北側を、海側も含む四方から、少しずつ更地にして、掃討しています。
北部の掃討が完了したら、南部の掃討に移るでしょう。
兵力を集中するうえでも、一度に全体を占領して掃討するのではなく、まず北部、次に南部と、入念に更地にしていくのが合理的です。
ハマースは、地下トンネルから出没しては、イスラエル軍を襲撃していますが、戦力が集中しているところを襲撃するのはリスクが高く、成果は限られています。
ガザ地区以外の戦線、特にヨルダン川西岸地区と、北部のレバノン国境でのヒズブッラーとの対峙は、徐々にその規模を増しつつありますが、こちらも、徐々に徐々に拡大しています。
イスラエル軍の作戦は、長期的かつ計画的に進められており、米国政府が何を言おうと、可能な限り、スケジュール通りに進められるでしょう。
そうするのが、イスラエル側に無理がなく、犠牲を少なくする最適な進行です。もはや何が正義か分からないですね。
確かに最初に、テロを行い無差別に市民を殺戮したハマスを擁護することはとても出来ませんが、その報復としてのイスラエルの軍事行動もここまで大規模になり、多くの市民が巻き込まれているとなると、イスラエルを擁護する気も起きなくなります。とはいえ、外野が戦争をやめろと言っても、やめてイスラエルの人達の安全が保障される訳ではないですし、ハマスを殲滅した方が、将来的な安全につながる可能性があるという判断をしたのであれば、仕方がないと思ってしまいます。
結局のところ、戦争を起こさない事が大切です。
戦争は職業軍人同士の戦いであるべきですが、過去の戦争を見る限り実際はそうならず、民間人も多く巻き込まれています。始まってから止めるのではなく、始まる前に止める。これを心得ないといけないでしょう。そのうち何人が「ハマスの戦闘員か」の内訳が無い。子供だって少年兵の可能性がある。イスラエル兵を殺そうと行動した時点で民間人と同列の「被害者」扱いするのは無理があります。戦地という環境では疑わしきは罰すでいくしかない。
こんな殺伐とした思想を生むので、西側のルールでは「ゲリラ」「テロリスト」は許されないし、イスラエルは（最低限）軍規を守ろうとしてるんですけど、親ハマスの人々はそこまで考えてますかね？
