「早生まれ」と「遅生まれ」有利・不利ある? 統計学的には「学力」「将来の年収」に明らかな差が
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身体のできあがっていない乳児〜小学生までは確かに数ヶ月の差が発育にも影響するだろう。
ただ、本人の成長のそのものに目を向けず、周りとの比較で子供を評価することが、自己肯定感を下げさせている要因ではないか。
注目のコメント
これは以前から言われていますが、統計的データとその解釈が非常に重要な問題。
生まれ月なんて選べないので、不利と言われてもどうすればいいのかと。早生まれだからといって必ずしも不利、というわけではないので、大事なのは、早生まれだから、、悲観的になることなく、逆に、本当に生まれ月の問題で体が小さく不利な場面では、ちゃんと、仕方のないことで自分のせいではない、と声かけしてあげることではないかと。
記事中で小児科の今西先生が「教育熱心な親はあえて4月生まれを狙う」と仰ってますが、気持ち的にはそういう方も中にはいはるかと思いますが、妊娠はしようと思って狙い通りの時期に必ずできるものではありません。
たしかに小さい頃は1年の違いは大きいですが、成人してからの年収にまで影響がでる、というのであれば、4-12月生まれと1-3月生まれの比較だけでなく、せめて3ヶ月ごと区切って遅生まれの中でも早いか遅いかで統計的に有意差があるのかを見ることで、
単に生まれた月の影響なのか、
もしくは、早生まれであることに対するレッテルなどの環境因子が大きいのか、が見えてくるのではないかと。
それにより、対策も変わってきます。
また、年度の始まり月は違うにしても1学年の中で早めに生まれること遅めに生まれる子がいるのはどの国も同じなわけで、他国ではどのような傾向があるのかも参考になるのではないかと思います。統計学には差が大きいかデータの数が多いと有意差となります。
こうした疫学的なデータは必然として数字が大きくなるために多少の差でも有意差を認めることがあります。
生物学的に4月2日生まれと3月31日生まれで1年の差があるため、様々な点で特に幼少期は1年分の差が出るとは思います。実際の学力や体力、そしてそれによる評価の差も。
ただ個体差の方がより大きく、早生まれは損という単純な話ではありません。
もちろん幼稚園や小学校の場で配慮が必要なこともあるでしょうけど、過剰に意識する必要はないと考えます。これは本当に必要な取り組みだと思います。
山口教授は、生まれ月に配慮した入試制度などを検討すべきとした上で、教員をはじめ、教育に関わる人が意識を変えていくということも大事だと警鐘を鳴らしています。