私たちは資本主義の限界にどう立ち向かえばいいのか
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注目のコメント
排出権取引という仕組みを知ったのは、徳成さんが北村慶名義で書かれた『「温暖化」がカネになる』を社会人になりたての頃に読んだ時でした。
最近では資本主義に対する風当たりの強さを感じることがままありますが、それでも人間の理性や善意に依存するより、経済的なインセンティブ構造を活用した枠組みの方が、気候変動をはじめとした様々な課題解決を図る上ではよほど信頼できると感じます。① 「日本の最大の弱点は人材の流動性がないこと」
これは最大の弱点でもあり、最大の『強み』でもあると思います。
明確なポリシーのもとに日本または各企業それぞれの形があるべきで、どっちが良い/悪いと一般化できる話ではない。
本当に問題なのは、過去に倣うだけでポリシーが無いことです。
②環境問題に対して経済的なインセンティブ設計が重要なのは共感します。大半の人は、理念理想だけでは動きません。
排出権取引については、経済成長を止めずに削減を促進する上で、何でも金融商品にしちゃう=「カネ(金銭的な負担感)で解決させる」ことで推進する仕組みはスゴイと思います。
しかし、基本ゼロサムのやり取りが、純粋な(地球規模の)脱炭素に向けてどう貢献できるのか。アホな私はいつもこういうところで思考が止まります。環境問題を解決するための仕組みの意見には激しく同意です。グリーンビジネスが気候変動対策となるといわれているなかで、疑ってました。
結局、資本主義というゲームの中で解決するには、温暖化がカネになるというアプローチしかできないのかと。
お金というインセンティブではなく、本当に社会を変えるという意味では、一人一人の意識改革が重要なのではないかと思っています。