円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類、ドイツ銀が指摘
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概ね同意。自国でコントロール出来ない海外通貨を売って、自ら刷りまくってる自国通貨を買うような介入は長続きしない。いずれその限界を露呈して市場に見透かされ、更に激しく売り込まれる事は歴史が証明している。且つてBank of Englandがジョージソロスに防衛ラインを突破されたのは、僕の世代にはまだ記憶に新しい。短期のマイナス金利を0%に修正したくらいじゃ全く意味は無く、せめて足元のコアCPI以上(3%前後)に引き上げないと、この大きな流れは変えられないだろう。但しそんな事をすれば自国債を大量保有する日銀自身が破滅的な含み損を抱える事になる。まあ現状維持でリフレ政策爆進の結果、日経平均が10万超えてくれば話は別かもしれないが……w
値動きをみると確かに円はトルコリラ、アルゼンチンペソ並みの弱さです。一方、これら両国の経常収支が赤字で言わば通貨安が当然とも言える一方、日本の経常収支は縮小したとは言え、黒字です。従って、これほどの通貨安は、日銀の突出した緩和スタンスによるものと考えられます。実際、インフレ率を差し引くと日本の実質金利は大幅なマイナス圏にとどまっています。マイナス金利解除程度で円高に転じるとは到底考えにくい状況です。
これは過去に私が同じコラムを書いたことであり、新味は全くありません。なお、最近ではNOKが円より弱い通貨として浮上していますが、今次局面と定義される昨年3月を起点とすれば、円の弱さは圧倒的です。
いずれにせよ今更感のある話で、ヘッドラインにするには半年以上遅いです。敢えて言えば変化率で競っていることを「同じ部類」と表現するのは私は不適切だと思う立場です。