為替介入にスタンバイ、1ドル=151円台で「背景に投機」-財務官
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円の対ドル相場はここ2年で3割5分近く、年率15%以上落ちており、新興国あたりなら通貨危機と評されかねない状況です。対ドルで測った表面的な価値に留まらず、円の実力(≒実質実効為替相場)そのものが2割以上落ちているのです。政府と日銀が一体になって行った長年に亘る通貨価値毀損策とその結果招いた日本の成長力低下が主因で、日米金利差に基づく投機的な要因は脇役です。
通貨の強さ・弱さは国の強さ・弱さの反映です。「過度な変動にあらゆる手段で対応」と市場を牽制することに異存はないですが、円安を招く本質的な要因に手を付けない限り、世界の中で日本の相対的な地位は落ちて行く・・・ (*_*;昨日の日銀「微修正」を通過しても、大幅な緩和に変更なし。とマーケットが捉えたことで、円安継続となっています。であるならば「為替介入」に動き出すしかないでしょう。目先の手として。