イオン西友のPBと65円の炭酸水で、売上300億円超。「付加価値は不要」「競合は水道とやかん」の飲料メーカー
コメント
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自分の購買行動を振り返った時、「買い物」ではなく「調達」だなと思うことは確かに多いですね。
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メモ📝
◯これまでの戦略と実績について
・買い物ではなく「調達」のニーズに応え、少品種大量生産で圧倒的な低価格を実現する、「脱・付加価値戦略」
・炭酸水の「ZAO SODA」は楽天市場の水・ソフトドリンクカテゴリで、2021年・2022年と2年連続で1位を獲得
◯販売戦略について
・サイズも2リットルと500ミリリットルに限定。ペットボトルのキャップも統一するなどして製造ラインの中での切り替えを少なくし、1本あたりの生産コストを削減
・多くの飲料メーカーが一部または全てを外部に委託しているペットボトルの製造は、その原材料となるレジンの調達から製造までを原則、自社で実施
・国内10カ所に飲料生産工場を持ち、消費地までの配送コストを削減
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注目のコメント
どれだけ技術が発展しようと、製造業はどこまでいっても規模の経済であり、限界費用がゼロに近づく点までどう登って行くかが重要です。その論点を愚直に掘りながら、適切な選択と集中をし続けた結果で、ポジショニングや競合云々ではなく、その製造業への努力が長期的に功を奏したのだと思っています。
徹底的な製造コストの削減が実現した安価はなかなか追従するのが難しいモデル。そこに水やソーダにお金を払うのか?という日本人の素朴なニーズとマッチしたところがツボにはまったのだろう。
このお値段なら、炭酸水を惜しげもなく飲めそうです!
PBのOEMメーカーのライフドリンクカンパニーさんは、「脱・付加価値」戦略の実践で、記事のタイトルにある激安、炭酸水やお茶などを製造されているそう。低価格の秘密は以下の3点。
・「少品種大量生産」 商品を「水」「お茶」「炭酸水」に絞る
・「内製化」 たとえば多くの飲料メーカーが一部または全てを外部に委託しているペットボトルの製造は、その原材料となるレジンの調達から製造までを原則、自社製造
・「工場の全国展開」 北~南まで国内10カ所に飲料生産工場を持ち、消費地までの配送コストを抑える