テスラ「おもちゃの車」技術、トヨタ採用で脚光-日本で根付くか
コメント
注目のコメント
製造業界にとって大きなイノベーションですが、今回はテスラの登場なくこのイノベーションはなかったでしょう。
破壊的イノベーションが現行の業界も大きく変える例です。
逆に従来技術にこだわりすぎると競争力も一気に低下してしまいます。
今回の技術革新は当然ながら技術の進化やコンピューティングなど今までなかった物を反映した結果です。
製造業に限らず新しいモデルが次々と登場しています。常にグローバルで俯瞰して判断しなければ足元をすくわれてしまうような時代になりました。長年、木工職人として従事して来て思うところがあります。
木工にせよ金属加工にせよ、製造技術はますます大型化・自動化の方向に進んでいる。反面、職人が手加工でやる細々した作業は急速に失われつつあります。
自動車にせよ何にせよ、新品を大量生産する場合は大型設備でオペレーターがスイッチ一つで自動的に生産した方が遥かに効率が良いですが、修理やメンテナンスの場合のコストはどうか。
パーツが細かく分割されている方が修繕が容易で安価でしょう。しかし一体成型された大型パーツは交換も補修も大規模なものとなるでしょうし、またその設備を持つ事業所の数も限られる為、修理期間は長期になると想像できます。
製品が生み出されて最終的に処分されるまでの期間、どれくらいの資源やエネルギーが消費されるのかも見てみないと、本当の意味でサステナビリティは計れないと思う。
とは言え、効率的な生産性を求める市場の流れは止めようが無いため、一般消費者が使う製品は大型設備による自動生産が大半となるでしょうね。コスト削減はもちろんだが、これを生活者価値にどう昇華できるかにも着目したい。
そもそも車のひとつの生産技術が、モビリティショーでもハイライトして展示されることは珍しい。
それだけ一般の生活者が目に触れる機会も増える。
それを、単なる完成車メーカー側のコストに留めておくのはもったいない。
テスラの高収益は、様々なコスト削減ももちろん寄与しているが、それ以上に、価値を価格に反映させることで、売上自体を引き上げてきたところが大きい。
ギガキャストだと、実際に車両を購入したり利用する生活者にとって何が嬉しいのか?
これも論点だろう。