マーケティング領域で新しい AI ツールの構築・テストはどう進んでいるのか
コメント
注目のコメント
マーケティングという領域は、常に新しいテクノロジーと隣り合わせで、最新の技術を取り入れること自体に価値が置かれがちでもあります。
その点において、ガートナー社グリーン氏の「市場には非常に多くの混乱が生まれており……今は技術をブランド化しようとする時期ではない。」の一言には、身が引き締まる思いです。
こと生成AIに関しては、昨年11月のChatGPTの登場以来、マーケティング目的・PR目的の報道発表なども少なからず存在していて、「技術のブランド化」が目指されていることも事実のように思います。
こうした現象は、ディープラーニングやチャットボット、RPA、メタバース、ブロックチェーンなど、過去幾度どなく起きていて、マーケティング的には一つの戦略であるとはいえ、技術の有効活用が蔑ろになっていることは懸念すべきことと感じます。
革新的な技術を一過性のブランド化ブームで終わらせないためにも、マーケティングにおける有効な活用法をそれぞれで模索すべきでしょうし、技術の有効性を見極める知見を身に付けることも非常に大事な視点なのだと思います。営業・マーケティングは生成AIの使い所が満載ですね。メインは文書・コンテンツを作るところ。広告や提案書、日報など日々多数の文書を作っていますから。
ChatGPTをそのまま使うだけでも相当な効果が見込めます。ただし、これまでと異なるスキル習得が必要です。本命は今使っている営業・マーケティングツールに搭載された生成AIを使うことです。
でもこれでもまだ途上段階です。文書・コンテンツデータベースの資産を使って、業務を半自動化することが一つの目標でしょう。
加えて、顧客接点を生成AIに任せて、新たな顧客体験を提供すること。これも別途考えたい。メルカリの出品支援は典型ですね。Appier はAIマーケティングに特化して11年目を迎える、AIネイティブカンパニーです。2018年には、AIの国際会議「AAAI-18」でクリエイティブ領域向けジェネレーティブAIに関する研究結果を発表しましたが、当時はAIが生成するものって大丈夫？という受け止めでした。現在、社会変容が起きAIが生成するものに対して評価が高くなったことは、弊社にとっても待ちに待った時代となっています。マーケターにとって重要なキャンペーンキーワードも生成AIを活用できます。
