テック史上最大規模のIPO 注目の経営者の「最高を超える組織」
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組織とミッションは、ビジネスにおける時間とお金の使い方が相関し、そして結果につながることで大きな相乗効果があると実感します。組織の活力が損なわれ、ビジネスが停滞する時、ミッションと時間とお金の使い方のズレが大きくなる時だと思います。
なぜそうなるか?資金調達というイベントをクリアすることに囚われすぎで、このズレを過小評価してしまうことだと思います。
以下抜粋】
目指すべきゴールが「明確」なうえに、達成にあたっては、データ業界のあらゆる競合他社の取り組みを、規模の面でも幅広さの面でも凌駕する必要がある、「壮大」な目標だ。
いわく、こうしてミッションが「明確」であるからこそ、進むべき方向を見失うことなく、ゴールから逆算して最短の道を進むことができるという。日々さまざまな決断を迫られるCEOにとって、ミッションはフィルターの役割を果たしてくれるのだ。
そしてミッションが「壮大」であるからこそ、みなが一丸となって大きなことを成し遂げようとする時の目に見えないエネルギーが湧いてきて、組織のパフォーマンスが劇的にアップする。
逆にいえば、ミッションはけっして無難で達成しやすそうな目標であってはならない。たとえば「2年間で30%の顧客増を目指す」など、現状からの差分にすぎない数値目標を掲げるマネジャーをよく見かけるが、こうした漸進主義は組織から活力を奪う。フランク・スルートマン氏の実務に即した経営手法が面白かったです。
「まずはなによりも、言葉と行動を一致させ、リーダー自身が信頼を勝ち取る」ことって、本当に大切ですよね。
立派な戦略を立てるだけでなく、本当に実行できるか、言動が一致しているか、人間として信用できるかが、組織の高パフォーマンスを支えるリーダーの基盤であることが改めて学べました。"戦略を実行から切り離すことはせず、実務部署のトップに戦略立案も担当させ、「地図を描く人と運転する人は同じにする」のが肝要だ。"
プレイヤーがマネージャーを兼ねる状況の日本で、地図を描ける実行部署トップはどの程度いるのか。