売上3兆円間近、アドビが非クリエイターの能力を激変させる理由
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イラレやフォトショなどの所謂"芸術家"向けの売り切りソフトが、ここまでの規模になると誰が予測したでしょうか。デビュー当時はパソコンにダウンロードするソフト販売で、2010年代にサブスクリプションに切り替えたタイミングで爆発的に増加。そして今は生成AIの波に乗りに乗っています。
フリーランスも増加し、クリエイティブの必要性が芸術以外にも広告販促の分野にも顕在化しています。
素敵なクリエイティブを作れるという夢のような世界が、AIで簡単に手にすることができるようになる。Adobeが目指す世界はそこにあるようです。アドビはクリエイティビティの民主化という大きな視点で市場を見ているのだと思います。AIによってクリエイティブツール市場のあり方が一変するという見立てをして、早くからクリエイティブアシストツールとしてのAIの可能性に戦略的に取り組んできました。アドビが描くクリエイティビティの民主化とは、AIが既存のクリエイターの役割を奪う縮小市場ではなく、クリエイティブツールを使う人の裾野が広がる拡大市場シナリオです。市場に大きな影響を与えるプレイヤーとしてこうした未来ビジョンを定め、そこに向かって戦略的に自社に優位になるような戦略の実行を進めてきた成果が今まさに売上や利益という形で現れ始めているのだと思います。
「AIを使った仕事」を普及させていく基盤がAdobeにはあるため、今後のビジネス展開がとても気になります。
11月16日に開催されるAdobeMAXJapanに行く予定ですが、やはり生成AIに関連するセッションが多いと感じました。
私は写真のレタッチをするために、Lightroom classicを使用しています。また、大学の授業中や課題でAdobe Expressを使っています。