米国株式市場=反落、金利上昇を嫌気 半導体株が安い
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きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。
この日発表の9月の米小売売上高が予想を上回ったことで米国債利回りが上昇し、序盤はIT・ハイテク株中心に売りが先行しました。
米小売売上高は個人消費の底堅さを示唆しています。
ただ、売りが一巡すると買い戻しが膨らみ、ダウ平均は一時プラスに転じています。
下値では押し目買いも出るようで、底堅さを示す値動きです。
本日の小売売上高、先週のインフレ関連のデータなど強い米経済指標の発表が相次いでいますが、市場はいまのところFRBへの見方を大きく変えるまでには至っていないようです。
次回FOMCは据え置きを確実視しており、12月FOMCは見解が分かれている状況。
決算発表が今週から本格化し、取引開始前にジョンソン&ジョンソン<JNJ>、バンカメ<BAC>、ゴールドマン<GS>、ロッキード・マーチン<LMT>などが発表。
バンカメはポジティブな反応を示したものの、他の銘柄は軟調な反応を見せています。
ただ、決算への楽観的な見方は維持されている模様。
中東情勢の緊迫化は懸念材料ではありますが、外交努力もあり、いまのところ市場は様子見している状況。
ただ、イランをはじめとする産油国にまで地域の緊張がエスカレートするのではないかという懸念は根強い状況。
VIX小幅上昇も楽観圏内。
これだけ金利再上昇しても、ナスダック崩れず耐性付いて来て底堅い印象です。
一方で、薄氷踏んでいる状況とも言え、ヘッドラインNEWS一発で沈んでしまいそうとも言えると思います。
私見では、やはり現在の株式市場は中東リスク織り込んでない状況であり、確かに底堅い推移ながら薄氷踏んでいる状況だと思います。