足りないパーツは明確。いまスタートアップ・エコシステムに必要なもの
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足りないのはスタートアップのサービスを試して使って採用する大企業のマインドかなと思います。
デフレもあって新サービス導入は価値向上よりも効率化が優先されてきましたから。たとえ効率化だけでも効果あったとしても、変化を受け入れて仕事の進め方を変えるのに抵抗は大きいです。四半世紀にわたりVCとして活動し、投資のみならず、大企業とスタートアップの連携を支援する中垣徹二郎氏と、やはり商社マン、VC、起業家、Googleなど豊富な経て、「スマートラウンド」を創業した砂川大氏。
ともに国内外にディープなコネクションを持つお二人に、日本のスタートアップ・エコシステムの足りないパーツについて伺いました。
また、ウィークポイントの指摘にとどまらず、それを補うための人材とテクノロジーについて具体的にお話いただいております。ご一読を。四半世紀にわたりベンチャーキャピタリストとしてご活躍のDNX Ventures中垣さんの熱量を感じるインタビューです。
『日本のスタートアップ・エコシステムは、この10年で確かに成長してきた。しかし、諸外国との差は広がるばかり。なぜか。』
この問いに、おそらく多様な解をお持ちの中、「M&A」に焦点を当てた回答に、次の打ち手を考えさせられます。
このあたりも生々しい...
『その結果、よく起こってしまうのがファンド期限の2〜3年前頃から、「ここまで7年付き合ってきたけれど、残り3年はどうしましょう?」と、お互いがそわそわし始めることです。
起業家としては「このビジネスでまだまだ伸び続けます」と自信満々の方もいれば、「うーん。実際、どこまでいけるんだろう」と不安になっているケースもある。
「社員もがんばってくれたし会社もここまで来たなら、なんらかのかたちでイグジットして、”次のチャレンジ”をしたい」と思う起業家もいると思うんです。』
私は、後半の弊社CEO砂川の答えに、日々向き合っているからか、日本のスタートアップの未来に希望を持っています。
エコシステムにいる一人一人が行動することで、諸外国との差は縮まり、日本がスタートアップ大国になる日が来ると考えています。