意外でしょうが実はこの10年、日本の正規雇用比率は上昇トレンドを辿っています
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日頃から雇用データの詳細を見ているエコノミストの立場からすれば意外でも何でもないんですが、そうではない人からすれば意外なんでしょうね。
実際に、日曜討論に出演して不本意非正規がアベノミクス以降100万人以上減っているという事実を述べたら、それは嘘だというクレームが結構ありましたから。当たり前に知っていていい事実ですが、安部首相のことが嫌いな人たちは頑としてこのことを認めないのでしょうね。
あと小泉政権で非正規雇用が拡大し、それが良くないと言う人たちも相変わらず多いけど、働き方の多様性という意味では非正規雇用の拡大が悪い訳ない。
それを悪いという人たちは、非正規の人たちがすべからくみんな『本当は正規社員として働きたい』という不本意非正規雇用者であるという大前提に立っているけど、働き方の多様性を分かってないよね。
人の価値観って、千差万別です。当たり前ですが。
これは今の女性活躍の推進でも同じだと思います。
女性はすべからくみんな社会で活躍したいはずで、そのためには役員や管理職になりたいはずだ、という大前提で取り組みが進められていて、管理職になりたくないという女性は『それは今までの男性社会の仕組みによる洗脳の影響』だとする風潮が強いけど、男性でも管理職になりたくない人が一定数いることから考えれば分かりますが、みんながみんな、管理職になりたいなんて言うのがそもそもあり得ない前提だと思っています。
みんなが同じ価値観な訳がない。
あくまでも、女性にも男性と同じ『機会』があるべきだとは思います。管理職になる機会、役員になる機会とか。
でも、それらを強いられるのは違うよね。正規になりたい人も、非正規のままでいい人もどちらもいる。女性も働きたいひとと、そうでもない人もいる。北欧など、男性が育児を担当して女性がバリバリ働くこともある。労働に対する価値観は人さまざま。多様な働き方が選択出来る社会が好ましいでしょう。どうしても働けなくなった時のせーフィティーネットはすでにあるわけです。3兆円ぐらい国は使っています。消費税1%の税収より多いんですよ。