「全銀ネット」障害復旧も懸念される企業活動の実害
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全銀システムの初めての障害は、決済システムの安定的な運行や、それが乱れたときに被害を最小化する「減災」の重要性を再認識させるものでした。電力やガス、水道、通信と同様に、決済システムは重要なライフラインです。
今回の障害により、銀行の外の企業や家計に被害や悪影響が及ぶ「システミックリスク」が、教科書に書かれた抽象概念ではなく、本当に起こる現実なのだということを思い知りました。
一方で「減災」の手段が、いろいろあることも学びました。問題なく稼働していたモアタイムの利用や、同一行内振り込みへの切り替え、手形不渡りの猶予などなど、ちょっとした工夫により最悪の事態の回避は可能なのですね。
貴重な教訓の多い障害でした。新聞記事に掲載連れた元日銀関係者のコメントからは、全銀ネットはコボル時代の古いシステムが延々と修正されて使われていることが推測される。
パソコンでいえば、Winsows11でPC8001をエミュレートして、PC8001用のプログラムを動かしているのと似たような感じだろうか。