【秘話】ノーベル賞学者が、わたしに打ち明けた悩み。
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イノベーションの生みの苦しみを体現された方だと思います。変な話ですが、もしコロナがなければ一生(永遠?)日が当たらなかったかもしれません。その意味で(森ビルの時にも書きましたが)「イノベーション」「社会を変える」ことを軽く言いすぎる傾向があると感じます。
先日のWSJはカリコ博士をさんざん冷遇しながらノーベル賞を取るや否や手のひら返しをしたペンシルバニア大学の記事がありました(もちろん特許料で大学はがっぽり儲けています)。青色ダイオードの中村修二氏の時もいろいろありましたが、個人と組織とイノベーション、古くて新しい課題です。
https://www.wsj.com/health/after-shunning-scientist-university-of-pennsylvania-celebrates-her-nobel-prize-96157321?st=beulptbtox5znc2&reflink=desktopwebshare_permalink今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した、カタリン・カリコさん。彼女たちの発見がなければ、新型コロナのmRNAワクチンは実現していなかったかもしれません。
カリコさんに初めてインタビューをしたのは、2020年4月のこと。これまでの取材を振り返り、彼女の素顔についてご紹介するとともに、彼女が抱いていた悩みにフォーカスを当てて記事を書きました。
研究者として成果を上げることと、ビジネスを成功させることは必ずしも両立しない。その狭間で悩んできた彼女の歩みは、大学発ベンチャーの創生に挑んでいる人々など、日本でも多くの人にとって参考になるお話だと感じています。ノーベル賞受賞のカリコ博士が、こんな苦労人だったとは。
モデルナのホームページ載っていた名前が消されたことを知った時は、さぞや、悔しかったでしょうね。母国ハンガリーの大学では、食べてゆけず、渡米して就職した米名門大でも、4回も降格。しかし、逆転のノーベル賞受賞。
今日もわたしはラボに立つと。なんて素敵なんでしょう。映画化を希望したい。