「みんなにめちゃめちゃ嫌がられた」 “データドリブン行政”に向け庁内のあらゆるデータを棚卸 三重県のDX担当者に聞く苦悩と希望
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注目のコメント
行政の時代の職員の高齢化と、ローテクで慣れてしまった人たちに説明する負担が一部のdx担当職員に降りかかってる構図が本当に深刻です。どうにか形にされるパワフルなこの手の職員の方も、みんなん企業のように成果に応じてボーナスが弾むのでもなく、意識に頼るばかりです。
少なくとも管理職とかはIT関連用語が理解できる、業務システムのアップデートが理解できるよう、資格取得くらいは義務付けた方が、担当職員にとっての説明負担は軽減するのではないかなと思います。
管理職ほど学ばないのが問題で、それを担当者の説明不足と言い続けて、辞めてしまうスタッフも多いです。IT関連で有能な人は民間に行った方が稼げますからね。
「県庁の職員は40代、50代が中心で20代や30代の職員が少なく」「本当に必死で成立させたプロジェクトだった」「(他の職員にプロジェクトを)めちゃくちゃ嫌がられた」
という担当者の岡本さんの言葉。
そんな大変なプロジェクトの中でも、常に前向きで、失敗も許容しようという包容力を持って取り組んでいらっしゃった岡本さんがとにかくすごすぎます!!
こういう他の人たちに応援されないプロジェクトの担当になると「孤軍奮闘」という感じで、自分のアイデアの正しさを証明しようと躍起になって孤独になって周りを巻き込めずに失敗してしまうケースも多いかと思います。公的機関に限らず民間の新規事業とかでも。
地方自治体のDXでは岡本さんのような逸材に出会えるかどうかが鍵なのかもしれませんね。いやー、でもそんな人なかなかいないですよね!!ITの世界では、データを集め管理をすることが目的になっていました。鍵付きロッカーに情報をファイリングして特定の人にか使わせない。そんな状態です。
せっかく溜まったデータ、なんのために貯めたのですか?というとIT化の際はエビデンス・・・つまり遡って保証をするためのデータとなっていました。
DXはまず、何かの目的を見定め、その目的を達成するためにデジタル(データなども含め)を使います。
つまりIT時代に溜まったデータを使えればDXが実現できる・・・と考えがちですが、目的を定めず集めたデータでは不十分なことも多いです。
まずは何をするのか目的を決め、その目的を達成するためにはどのようなデータを集めるのか、そしてどんなものが見れればその目的達成のための情報になるのか。という点を一つ一つ明確化して進める必要があります。
「デジタルなんだからなんでもできるのでしょう?」
ではDXは進みません。