【橋本栄莉】呪いに振り回されているのは、日本人かもしれない
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注目のコメント
みなさま、いつもコメントありがとうございます。橋本です。
自分の運営するトピックス(https://newspicks.com/topics/eri_hashimoto)のタイトルにもなっている「呪い」という言葉、実はいつも恐る恐る使っています。こんなふうに社会を呼んでしまっていいのだろうか?でも…といまだに自問自答中です。
みなさんのコメントでは、実に様々な現代社会の「呪い」がご提案されています。自分で投げかけておきながら、「やっぱりこの世は呪いばかり…」と勝手ながら戦慄している次第です。
が、そこで救いになるのは、社会を「呪い」と仮定することで見えてくる、現実の新しい捉え方=「呪いを解くヒント」、だと思います。呪ってるけど、呪われてるけど、まだまだ私たちは大丈夫。そう思える力をコメントから頂戴しました。ありがとうございます!人生の「探求者」のエピソードからヒントを得る連載「Life Quest」。
「橋本栄莉」先生編の第3話です。
橋本先生が研究を続ける、「呪い」。呪いと聞くと、誰かが不幸になるよう願うこと、を想像する人がほとんどだと思います。が、ここでの「呪い」は、「こうしなきゃ」という、思い込みや、社会からのメッセージのことです。そう、あなたも私も、みんな呪われているわけですね。
そんなこと言ったら呪いから抜け出すの不可能じゃん、って思いました?
でも私は、一つ方法があると思います。
「こうしなきゃ」を「こうしたい」に変えること。
ご飯食べたいから食べる、勉強したいから勉強する、生きたいから生きる。
本心からそう思えなくても、そう思ってることにしてみるだけでも、ちょっと呪いが解けるのでは、と思いました。「呪いは社会秩序のために必要であった」という指摘は「礼儀やマナーは見知らぬ人とやっていくためにある」と言い換えることもできます。ただ、世の中や考え方が変わってもルールはルールとして残る(慣性=inertiaと呼ばれます)結果、かえって生きづらいものになることが問題です。