【現実】気候変動で「観光」がすでに激変している
NewsPicks編集部
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世界を見渡すと気候変動によって年々夏は過ごしづらくなっていっていますし、最近では戦争の危険性も増しているように感じられます。
将来「世界中を自由に旅行で来ていた時代があったらしいよ」などと会話される日が来るとしたら悲しいです。。。気候変動、特に異常な暑さが旅行スタイルを変えているという話しです。スペイン人は暑さ対策の達人、というのには驚きました。シエスタはそのためのものだったのですね。昼寝をして、暑い間は行動しない。確かに、暑さは体力を消耗させます。
これからは、いつ起きるかわからない自然災害を考慮して旅程を立てる必要がありそうです。各external eventの発生に地球温暖化が寄与していたのかどうか、全ての事象について解明できているわけではありませんが、少なくとも期待値発生頻度が上昇することはほぼ間違いないと言えるようです。
現在、産業革命前と比較すると世界の平均気温は1-1.3℃上昇していると言われていますが、産業革命と比較し、
•10年に1度級の熱波発生頻度は、1.5℃上昇で4.1倍、2℃上昇で5.6倍
•10年に1度級の洪水の発生頻度は、1.5℃上昇で1.5倍、2℃上昇で1.7倍
•10年に1度級の干ばつの発生頻度は、1.5℃上昇で2.0倍、2℃上昇で2.4倍
とも言われています。
https://www.ipcc.ch/report/ar6/wg1/downloads/report/IPCC_AR6_WGI_SPM_final.pdf
少しでもこのリスクを減らすためには、これ以上の温室効果ガスの放出をなるべく早く減らしていくことが重要であり、今日においては一人一人の日々の努力のみならず、更なる技術のブレイクスルーが必須だろうと私は思っています。
