韓国LGエナジー、トヨタにEV電池供給へ 米工場で生産
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何度も報道が出ておりほぼ規定事実化していたが、ようやく正式発表にいたった。驚きは2025年末までに米国生産の新型3列SUVに間に合うということで、かなり早く機関決定が終わっており先立って準備が進められていたとういうところだ。LGSE製電池を搭載する新型3列SUVはトヨタな名付けた「マルチパスウェイプラットフォーム(=GA-K)」をベースに生産されることはこれで確認できたといえる。このLGESの20GWhを合わせてこれでトヨタの北米電池能力が30GWhへ拡大する。まだまだ追加の投資が必要だろう。
IRAの影響で北米での中国メーカーからのセル調達は難しく、LGESからの供給は選択肢として考えられていました。
GMなどの米国メーカーのように合弁企業を設立しなかったのは、供給量や期間が限定的であることが予想されます。つまり内製までのつなぎであり、現時点での調達コストを優先したため。
次に予想されるのは中国同様、官製市場である北米の需要次第でEVが売れなくなり、電池が余る可能性があるため供給先のオプションとしていつでも切れるように契約しているでしょう。これまでも報道は出ていた。下記は今年3月のもの。米国のIRA受けて、電池工場投資が盛り上がっていて、その文脈と、これまでの提携関係も色々変わりつつあるかもしれない。
https://newspicks.com/news/8262811
そこでのコメントの再掲となるが、LG Energy Solutionは、元々GMと近しく、Ultiumという電池JVを作り、GMと提携しているホンダともJVを昨年設立した(①)。
本記事のトヨタだったり、あとはFordがJVを設立したSKから、トルコ(欧州向け)では電池供給パートナーのポジションをLGが奪う(②)など、GM外への顧客拡大で攻勢をかけている印象。
一方で、逆にGMの警戒は強まっているかもしれず、米国での第4工場の建設を撤回(③)、Samsungとの工場設立(⓸)となっている。
①https://newspicks.com/news/8019674
②https://newspicks.com/news/8143867
③https://newspicks.com/news/8023959
⓸ https://newspicks.com/news/8383207