山口フィナンシャルグループの銀行員、30代で社長 脱「銀行らしさ」求める
日本経済新聞
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規制緩和の影響もあり、ここ数年で銀行グループ傘下にバラエティ豊かな子会社・関連会社が増えてきました。人材派遣や地域商社、マーケティングなど、これまでの銀行付随業務以外の領域にビジネスが拡大しているので、ベテランの銀行員だからといって、知見やノウハウがある訳ではなく未知の世界です。
だからこそ、柔軟な発想と行動力のある若手の抜擢はあり。併せて世の中のベンチャー企業、スタートアップと同じようなチャレンジができる環境整備も重要です。
ただ、「銀行」グループとしてチャレンジしていることを忘れてしまうとせっかくの利点を上手く活用することができません。「銀行」が持つ信用、信頼をどうマネタイズできるか?
そこを軸にしながら、お堅い、敷居が高いといったネガティブなイメージの「銀行らしさ」からは大いに脱却したいものです。銀行グループあるいは金融グループにおける企業価値創造という発想を捨てて、スタンドアロンでの価値創造に打ち込み、スピンオフないしスピンアウトを許容することで、人財とグループ内エネルギーの向上に繋がるのでは。