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「嵐」に見舞われる欧州洋上風力発電、脱炭素目標に黄信号

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    世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表

    風力がもたらすエネルギーは、風車の回転部分(ローター)の直径の2乗に比例するので、直径が3倍になればエネルギーは9倍になります。この原理もあり巨大化させるインセンティブは大きくなります。タービンの発電容量が近々に大きくなる事を見越して応札をしている事業者も多くいます。ただ技術的なリスクが高まるほか、補修費も大きくなります。
    また、洋上風力発電所が建設できる浅瀬の場所が少なくなってきていることから、深い場所でのプロジェクトも増えて建設コストの高騰につながっています。
    もう一つの風力発電が抱えるリスクは風速です。
    発電量は風速の3乗に比例するので風速の変化以上に発電量は影響を受けます。最近では2021年は風速が遅く化石燃料への依存が高まりました。

    余談ですが、タイトルには言葉遊びで「嵐」が使われていますが、嵐が実際に起きた場合(風速25m/s)には風速発電は自動的に止まります(台風などを予測できる場合には事前に止めます)。したがって本当の嵐の心配をする必要はあまりないです。。


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    日揮ホールディングス株式会社 プログラムマネージャー /合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO

    エネルギーを含む製造事業において、製造コストは主に原料の供給量に比例する変動費と原料の供給量に依存しない固定費にわけられますが、大型化、大量生産によって製造(今回は発電)コストをさげる(大型化しても固定費は変わらないため、製造製品あたりの製造コストがさげられる)のは常套手段です。他方、あまりに大型化が進むと、対応できるメーカーや、建設業者などが限られ、競争原理が働かずに建設コストが上がってしまい、結果として製造コストが下がらないと言うことはよくある話です。簡単な話の様に聞こえますが、多くの条件が複雑にからみあっているため、最適点を見出すのは非常に難しいです。


  • 発電会社 国内洋上風力開発

    「タービンをより大きく、より効率的にしようとする開発競争が性急すぎた」

    この指摘には同意します。特に7~8MWクラスから20MWクラスへの大型化のスピードは、さすがに性急ではないかと思います。結果として莫大なR&D費用が風車メーカーの財務状況を悪化させました。モノづくりでは、テスラのギガファクトリーの様に非連続とも思える拡大をする分野もありますが、これは自前の敷地内でおこなう計画生産でこそ為し得るもの。洋上風力は海域や港湾を借用し、資機材のほぼ全てをグローバルのサプライヤーから調達し、プロジェクト毎に異なる仕様の設計・施工・OMが必要な受注生産です。急ぎすぎた風車大型化のリスクの全体像は複雑で、誰も定量的に把握できていないのでは無いでしょうか。

    とは言え、洋上風力において15MWクラスの風車が標準になるのは間違いないと思います。これからの5年程を事業者側が経済的に耐え切れるか、という局面にあると感じています。


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