米下院、つなぎ予算案否決 共和強硬派が反対 政府閉鎖ほぼ確実に
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米国下院は、
共和党 221
民主党 212
ですから、
つなぎ予算案が、
賛成 198
反対 232
で否決。
反対に投票したのは、民主党211と共和党21,です。
この共和党21名が、この記事でいう「強硬派」です。おおむねトランプ派です。
つなぎ予算案は共和党のマッカーシー下院議長がまとめようとしたもので、この案で当面の政府運営に支障が出ないようにしようとしましたが、民主党の支持も得られず、トランプ派も反対に回り、失敗しました。
https://thehill.com/homenews/house/4230386-house-conservatives-tank-gop-short-term-funding-bill/ニューヨークタイムス記事を読む限りでは、もともとこのマッカーシー下院議長の案は下院を通過したとしても、そのままの形では上院を通る見込みはなかったようです。
いつもお騒がせなアメリカ政治。景気の軟着陸予想が高まり、世界の関心が欧州や中国、インドに向かうと「イヤイヤ自分だけを注目してくれなければイヤ」と駄々をこねるお子様のようですね。
国立公園は直ぐに閉まるそうですが、航空管制官などのエッセンシャルワーカーは無給で業務を続けるそうです。社会保険やメディケア・メディケイドの給付には影響はなく、司法手続きや裁判所業務も数週間は続けられると書いてありますので、議会のにらみ合いは週明け以降も続くのでしょうか。ここまでは想定内。閉鎖がどんな政治的な影響をもたらすかにむしろ注目。96年の時のように仕掛けた方(下院共和党)に逆風となるのか、むしろ大統領にとってマイナスとなるのか。