転職者数、3年ぶりに増加 労働経済白書、22年動向を公表
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やはり転職者数フォーカスですか。経済回復期ですので、23年はさらに転職動向は回復します。
ニュースにはならないでしょうが、今回の労働経済白書のポイントは以下のあたりです。
・「不本意非正規雇用労働者」の数が22年後半にかけて大きく伸びていること。
・これまでプラスだった「非正規雇用→正規雇用への転換」と「正規→非正規への転換」の差がゼロになったこと。
・雇用障害者の数が19年連続で増加、特に精神障害者の伸び率が大きいこと。
・外国人労働者数の増加傾向が回復したこと。
・所定内労働時間、所定外労働時間とも若干増加し、長時間労働の復活傾向が見られること。総務省の2022年の労働力調査によれば、2022年平均の転職等希望者数は、前年から71万人増え、968万人。転職者数の増加は必然ともいえるでしょう。一方で、転職希望者は1000万人近くいるにも関わらず、転職しているのはその2-3割程度。岸田内閣が掲げる流動性という観点では、"転職したいけどできない"・"転職したいけどしない"方々のボトルネックになっているポイントを潰していく必要がありそうです。
コロナ禍が落ち着いた後に、社会の変化についていけずにビジネスが落ち込んだことで、解雇されたり、所属チームがなくなり、仕方なく転職をしているという声も多数聞きます。また、直接的に解雇にはなっていないものの、会社の経営状況が不安だから早め早めに転職している、という人にも多く出会います。
椅子取りゲームでないですが、今ならまだ勢いのある会社に転職できるから、今だ!と動いているのかもですね。
人材エージェントとして日々、色々な人たちに声をかけスカウトしていますが、現職で高い給与をもらっていて会社の成長・仕事へのやりがいを実感している人たちは、さすがにそこまで転職に積極的ではないかな、と当たり前のことを感じています。