円安進む 1ドル=149円台 約11か月ぶりの円安水準
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注目のコメント
「鈴木財務大臣はきょうの会見で『過度な変動は好ましくない』と話したうえで、『海外当局との意思疎通を図っている』などと明かして市場をけん制しました。」 (@@。
急激な為替変動に介入で対応することに米国が同意していることは先のイエレン財務長官の発言でも明らかで、財務省と日銀の介入準備は着々と進んでいそう。そういう中で鈴木大臣が口先介入のレベルを上げたわけですからそれなりの効果があっていい筈なのに、むしろ円安方向に振れている。 (・・;
今の状況は急激な円安というよりじわじわ進む円安で、政府と日銀が手に手を取って進める円のばら撒き策、つまり通貨価値の毀損が根底にありそうです。そうだとすると介入による円高方向への振れは一時的なものに留まって、時を経ずして押し戻されそうな気がします。通貨の強さは国の強さの反映で、良い円安など中長期的に見てあり得ません。日本の豊かさを奪う円安が投機的な動きを超えて静かに進んでいるように感じて心配です。 (._.)ウーン金利上昇は為替だけでなく米国株にも影響を与えています。急激な円安でなく、じわじわと下がっているのがまだ救いでしょう。
とはいえどの程度まで円安になるのか。SNSでは150円で日銀の介入があるのではと騒がれています。外国為替介入はその分外貨準備を減らしますが、一方で、ドルの簿価が低いため巨額の利益を生みます。仮に昨年9~10月と同規模の介入だった場合、概算では数兆円の税外収入が生じ消費税率1%分にも匹敵します。おまけに輸出企業の法人税収も上振れます。一国民としては、ドル買い・円売りを仕掛ける投機筋の方々に感謝の気持ちしかございません。
ところで、ドル買い・円売りを仕掛けておられる方々は「勝者の呪い」って言葉を、もちろんご存じですよね。