「転職サイトCM」をテレビで多く見かける納得事情
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弊社はテレビCMをするような規模の会社ではありませんが、SNS広告を打っており、よく目にするという声をいただくことがあります。記事の中で40代や50代の転職意欲が高まっているという内容がありましたが、SNSやYoutube広告だけではなく、テレビCMも増えていることに、より納得感があります。
「ジョブローテーションで昇進するより、専門領域に特化した仕事で生きていきたいとの考えも多い。」
日本でも自分のキャリアを会社に任せるのではなく、自分が主導権をもって考えていく人が増えているとのこと。
私たちは人材エージェントとして主にLinkedinを使って候補者をスカウトしますが、Linkedin上では日本人の登録者(アクティブユーザー)数は圧倒的にまだまだ少ないなという印象があります。Linkedinに登録すると転職を考えているのでは?と現職から疑われるというのがあるのか、ただLinkedinが浸透していないだけなのか。
別にLinkedinが全てではなく日本人には日本人が利用するプラットフォームがあるとは思うのですが、転職検討者の方は基本はどのプラットフォームも利用は無料なはずなので本気に次のキャリアの選択肢を広げようと思ったら複数のプラットフォームに登録する方が良いかと。
と、考えると日本人の転職はこれからもっと活発にオープンになる余地がまだまだたくさんありそうな印象を受けています。私が仕事を始めた20年強前は、転職は外資系企業勤務の社員など一部にとどまっていました。いわゆる人材エージェントも数が限られていましたが、この20年でなんと8倍に増えています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000920809.pdf
転職が浸透したとも言えるし、その反面、転職を考えていなかった層に対して働きかけをしないと人材エージェント間の競争も激しいとも言えるでしょう。
40代ー50代への転職浸透は、企業側が人材の維持を図る必要性を感じ、努力をする必要性に迫られる一方、転職者側も自分のスキル・経験の棚卸をし、自分の市場価値を理解する意味で、双方に厳しい現実を突きつけているのかもしれません。