【半導体】生成AIで「チップのカンブリア爆発」が始まる
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多種多様というのは、非ノイマン型及びASICのことを指していると理解しました。カンブリア爆発ということは、その他の種類もあるということでしょうか。
注目のコメント
私が経済記者として歩み出したのは2006年。
最初に担当業界として割り当てられたのが、半導体でした。
その頃の日本の半導体企業の共通テーマは「打倒、サムスン」。
東芝も、今はなきエルピーダも、トップがこの御旗を掲げていました。
日本の半導体メーカーは、1980~90年代の猛烈な強さを失ってはいましたが、まだかろうじて世界上位に食い込んでいました。
この地位を守れるか。
存亡が問われた結果、悲しくも敗退していったわけです。
この当時、あるイベントに登壇したTSMC創業者のモリス・チャン氏は、日本企業に向けてこのような趣旨の話をしています。
「日本は半導体の製造にこだわるな。
TSMCという半導体受託製造の専業企業(ファウンドリー)が成立するのは、顧客である設計専業(ファブレス)があるからだ。
設計専業は主に米国の企業で、非常に成功している。
日本も製造ではなく、設計専業をやるべきだ」
この言葉には、経営者としてTSMCのビジネス領域を守る意味があったとは思います。
と同時に、世界の半導体産業で起こっている変化と、そこで生き抜く道を示した言葉でもあったと思います。
当時の半導体産業の、いえエレクトロニクス産業全体の一番大きな変化は、企業間の水平分業でしたから。
あれから17年。
今また、産業は大きく変わりつつあります。
日本が半導体復興を目指すなら、今度こそメガトレンドに適合した戦略を選ぶ必要があります。
今はまだないAIチップ、誰も見たことがない新しいコンピュータシステムを実現する半導体が、日本から生まれることを願ってやみません。「今日本に必要なのは、多種多彩なチップに無数の新興企業が挑戦する半導体カンブリア爆発期を、国内にしっかりと起こすことではないだろうか」ーおっしゃりたいことはわかるような気がしますが、(1)少数の勝者のために無数の敗者が生まれることを許容できるか?(2)日本企業が競争についていけることが大切なんであって、国内で起こす必要あるの?(3)若い人たちが活躍するのを応援するとすれば、企業の国籍も関係ないのでは? なんて勝手なことを思いました。
よくぞ、言ってくれました。
日本にもファブレスがもっと出てくるべきです。ロジックで垂直統合しているのは、インテルだけです。そのインテルでも苦戦していて、GPUはTSMCのプロセスを使っていると言われています。
ここで生成AIを含め、別の深層学習AIであったり、車載であったり、シミュレーションであったりと多種多様な専用チップの時代がくると考えるべきでしょう。それは記事にあった通り、ムーアの法則が崩れてきているからです。
日本でも、回路をチューニングしてデザインするエンジニアは結構、存在しているのではないかと思います。(どこにいるかですか?例えば、Prefered Networks, PEZY Computing, 理研R-CCS, フィックスターズあたりでしょうか。電機会社の研究所に埋もれている可能性も高いです。)
あるアルゴリズムが決まればそれに合わせて、限界まで速度をチューニングすることに魅力を感じるオタクやマニア、職人に分類されるような人々は一定数存在しています。そういう人たちに需要にマッチした仕事が提供されればWinWinです。
ただし、次の需要予測をして、どのアルゴリズムを利用して、計算機の規模やネットワークの選択などまでできる人は限られているかもしれません。(でも意外と、電機会社に埋もれているような層に、こういうことができる人は隠れて存在しているのではないかと思います。こういう人たちを独立させて、そこにVCから資金を入れればよいのですよ。)
>清水先生 私は、むしろ嫁ブロック、夫ブロックを防ぐことであったり、共稼ぎは増えているとはいえ、子育てまでやり、スタートアップで多くの仕事がでてくるとなれば、タスクの多さにキャパシティが限界になることを懸念して踏み込めない人たちも多く存在しているのではないかと思います。その対策こそ必要なのでは。
また、ラピダスが部分的な成功(2nmは生産できたが歩留まりが悪くコスト高)となった場合、日本のファブレスが育っていないと、発注するのは中国のファブレスぐらいしか候補がなくなってしまうと思います。
>中田さん、市販されているGPUはASICです。また、TSMC12㎜とかいてあるので、このチップ自体もASICです。この企業はファブレス企業なので、まさに、このような企業がたくさん出てくることが望まれます。