ジブリでも独立貫けず 日本アニメ、活況の実像 - 日本経済新聞
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注目のコメント
「ジブリでも」というより「ジブリだから」ではないかと思う。
まず、価値があるIPを大量に創ってきた。だからそもそも淘汰されていない。
一方でそのIPや、IPを今後も作っていく体制は作れていなかった。これは世界的にも映画マネジメントの歴史に似ている。ヒット自体はコントロールできなくても確率論的にマネジメントしたり、ヒットした資産をいかに活用するか。またPixarのように、アートな部分は残しつつ、ヒットに磨き上げる仕組みを作るか。
個人的には、そこは宮崎氏が偉大すぎて、鈴木氏と組み合わせて宮崎氏の才能を最大化することに最適化した仕組みだったのだと思う。
あれだけのヒット、IPを持ちながら、こういった業績になっている(もっと稼げる)、というのが宮崎氏のクリエイティビティに最適化した結果。儲けるためには関係者が増え、その調整も増え、必ずしもクリエイティビティには最適ではない現実はあると思う。まだ、クリエイターとファン・視聴者とビジネスの最適解はできていない領域。
https://newspicks.com/news/8947873
その前提を変えるという意思決定をしない限りは持続的なマネジメントには適していなかったのだと思う。今回はその意思決定をしたのだと思う。
ただ、それは下記でコメントしたように、日テレは「IPを買う」のか、「スタジオまで含めて買う」のか、という問いでもある。
「ジブリ」なぜ日テレ傘下に 1時間の会見で語られた問題とは 鈴木社長「ことごとく失敗に終わった」
https://newspicks.com/news/8943194