カナダ首相、国内の殺人とインド政府をつなぐ「信頼に足る主張」あると発言
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殺されたのは、インド北東部のパンジャーブ地方を分離独立してシーク教徒の国、「カーリスタン」をつくろうという独立運動の指導者です。
カーリスタン独立運動は100年以上の歴史があり、インド政府との対立は、1984年のインディラ・ガンディー首相によるシーク教本山の制圧と数百人殺害、その翌年のシーク教徒によるインディラ・ガンディー首相暗殺など、激しい対立を繰り返してきました。
移民が増えると移民同士の間の対立が増える、というのは、世界中で起きていることです。
ドイツでトルコ人とクルド人が対立する、英国でヒンドゥー教徒とムスリムが対立する、等、偶発的な殴り合いから、銃器を使った出入りまで様々です。
カナダ国籍を取った移民同士の争いであれば、カナダの国内問題ですが、インド政府の諜報機関がやったのであれば、外交問題です。
トルドー首相は、議会で、インドの諜報機関がやったという「証拠がある」と断言するくらいですから、よほど確実な証拠があるのでしょう。これは大問題になっている件ですね。昨今、中国が海外に警察拠点を構築しているとして問題となっていますが、今回の件が事実だとするとカナダの主権を重大に侵害する問題です。
インドは民主主義や法の支配といった価値観を西側と共有している、とされています。
(https://www.kantei.go.jp/quad-leaders-meeting-tokyo2022/index_j.html)
にも拘わらず、インド政府が関与して外国で殺人事件を起こしたのだとすると、西側世界でも衝撃が極めて大きいでしょう。トルドー首相はG20の際にモディ首相にこの件について提起したようですが、今後のインド側の反応が注目されます。当たり前(じゃないかも知れないけど)に起きてしまう世界があることに改めて驚くが、日本だって『拉致』被害を経験してる訳で…日本国のトップは相手国のトップにどれだけ強い言葉で伝えてきたんだろう…??
お決まりの『大変遺憾に思う』程度なのかなぁ…(-_-)