【トップ直撃】「分ける」を突き詰める、化学界のオンリーワン企業とは
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注目のコメント
ナフサ由来の素材開発で、圧倒的な独自性を持つ化学メーカーの日本ゼオン。今年社長に就任した豊嶋さんに、自社の戦略と展望を語っていただいた記事の前編です。
日本ゼオンさんは、何度か取材をさせていただいているのですが、取材のたびに新しい発見があって、本当に面白いんです。今回特に衝撃的だったのが、ナフサ(石油)の成分を分ける技術が、実は他の物質を分けることにも応用可能であること。これを実現できれば、もしかしたら炭酸ガスを細分化して、カーボンネガティブを目指せるかもしれないって、すごい可能性ですよね...?
自社の最大の強みであるナフサ(石油)を分ける技術が、この脱炭素の潮流で弱みになってしまうかもしれないという事実に誠実に向き合い、脱炭素社会の実現に覚悟を持って取り組んでいる豊嶋さんの姿勢にも、とても親近感を覚えました。後編も追って公開予定ですので、ぜひあわせてお読みいただけると嬉しいです!ちなみにですがここで言われてる分ける技術のメインは以下二つ、単なる汎用的な蒸留でなく液液抽出と蒸留を組み合わせたライセンスプロセスです。エチレンプラントの副産物ですがc4、c5の混ざり物が多いところで共沸成分あり沸点が近いなどで汎用的な蒸留では難しい分離を省エネとともに実現しています。
GPB: geon process of butadienn (C4)
GPI: geon process of isoprene (C5)
*ゼオンは昔geonでした。今はzeon
ご参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/38/6/38_6_610/_pdf/-char/ja悪口を書きます。事実に反していたらすいません。
まず日本の産業で半導体素材が世界を席巻しているのは事実。しかしそれにゼオンは全く関係していない。この記事はこの点で読者に対してミスリードをしている。善良な記事とは思えない。
>細かく分ける技術
と言ったって単に蒸留によって分けているだけ。これは各物質の沸点の違いを使った方法でこんなのは200年かもっと前から行われている。少しづつ改善はしているだろうが。
ただ装置産業と言われる化学工場は最初の投資つまり工場を作ることに投資が集中するので後発メーカーは参入しにくい。ただそれだけのこと。特に技術的にも理論的にも新しいことをやってるわけではない。
>ゴムからブタジエンを作る
これはとてつもなく困難。想像の世界。できたらいいなくらいに考えた方がいい。
>CO2の固定化(炭化水素の製造|C4、C5製品の製造)
これも難しい。大体ゼオンはバイオマスに社運を賭けているのだろうか。投資額からしても言っているだけとしか思えない。
今ゼオンは何を主流に社運を賭けて操業しているのか本音で話してほしかった。